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ロバート・ダウニー・Jr.『ダークナイト』3部作でスケアクロウを演じる可能性あった? ─ 運命が変わっていたかもしれない「もしも」

ロバート・ダウニー・Jr. クリストファー・ノーラン
Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14802403202/ | Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Christopher_Nolan_Cannes_2018.jpg | Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のアイアンマン役でおなじみのロバート・ダウニー・Jr.だが、もしかしたら競合のDCコミックス作品に、しかもクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作に出演していた可能性があった。米国のイベントで十数年前の出来事を振り返っている。

米非営利文化団体American Cinemathequeが主催するイベントにゲスト登壇したダウニー・Jr.によれば、2005年の映画『バットマン ビギンズ』でスケアクロウ役を演じるための面談に参加していたという。同作の監督は、彼が『オッペンハイマー』で初タッグを組んだクリストファー・ノーランだ。

当時はまだアイアンマン役に起用される前だったダウニー・Jr.。ノーラン監督との面談ではあまり手応えを感じなかったとか。イベントに参加したオーディエンスを前に「彼はこの面談に前のめりな感じではなかったです」と振り返っている。「礼儀正しい人でしたけどね」。

最終的にスケアクロウ役の座を射止めたのは、キリアン・マーフィー。興味深いことに、マーフィーとダウニー・Jr.は『オッペンハイマー』で共演し、ともに同作での演技力の高さが評価されてアカデミー賞にノミネートされた。

なんとも運命的なエピソードだが、もしスケアクロウ役のキャスティングが違う結果となっていれば、のちにアイアンマン役で再ブレイクすることになったダウニー・Jr.も、『ダークナイト』3部作以降ノーラン作品に出演を重ね6度目のタッグ作となった『オッペンハイマー』で初めて主役の座を掴んだマーフィーも、その後のキャリアが全く違っていたかもしれない。今となってはノーラン監督の英断であるというほかない。

Source: Griffin Schiller X

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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