ドウェイン・ジョンソン、バックヤードレスリングが題材のプロレスドラマを製作へ

元WWEスーパースターの“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが、過激なレスリング競技“Backyard Wrestling（バックヤードレスリング）”を題材とした米HBO製作のドラマシリーズ「Tre Cnt（原題）」のプロデューサーを務めることがわかった。米Varietyが報じている。

“バックヤードレスリング”とは、読んで字の如く、家の裏庭に設けられたステージで行われるレスリング競技。もはや競技とは言えぬ程、過激でルール無用のバックヤードレスリングは、観戦だけでは物足りなかったアメリカの熱狂的なプロレスファンが始めたとされている。2004年には同競技を題材としたゲームも発売されており、一部の人に絶大な人気を誇っていることが伺える。

本作では、テキサス州ヒューストン南東部に位置する地区サード・ワード（通称：Tre）に集う労働者階級の家族やその近隣住民、友人たちが、それぞれの才能や、資源、知識、夢を寄せ集めて、ヒップホップをフィーチャーしたバックヤードレスリング帝国をゼロから独自に築き上げていく。物語は、港で働きながらプロレスラーとして奮闘する20代の青年カシウス・ジョーンズを中心に展開されるという。祖父より相続した生命保険金とショットガンハウス（長方形の住宅形式）を開業資源に、カシウスはアメリカン・ドリームへの道を突き進んでいき…。

製作・脚本は、ティム・ロビンス主演「HERE AND NOW～家族のカタチ～」（2018-）のエル・マスリが務める。ドウェイン、マスリのほか製作には、米Seven Bucks Productionsのダニー・ガルシアとハイラム・ガルシア、女優としても活躍するイッサ・レイらが就任。ドウェインは、自身が主演を務めたコメディ・ドラマ「ballers / ボーラーズ」（2015-2019）などでHBOと協働している。

Source: Variety