【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』◯◯◯◯◯の◯◯◯◯◯、これで◯◯ ─ ◯に◯◯◯ていた◯◯◯◯◯の意味

スタン・リーのカメオ出演
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)お楽しみのひとつであるスタン・リーのカメオ出演もいよいよ見納めか。2018年11月に逝去したアメコミ界の巨匠は、直前作『キャプテン・マーベル』での弔いに続けて、『エンドゲーム』でも生前の姿を見せてくれた。
『エンドゲーム』でスタン・リーが姿を見せるのは、トニー・スタークとスティーブ・ロジャースのふたりがテッセラクトとピム粒子を入手するため1970年にタイムトラベルする場面。スタン・リーは、ニュージャージーの軍事施設前を通り過ぎるドライバーとして登場する。1970年当時の姿にデジタル若返りを施したヒッピー風のスタンは、助手席に美女を乗せて「戦争より、メイク・ラブだろ!(Make love, not war!)」と声高に笑ってどこかへ走り去る。スタンが流していた楽曲は、ロックバンドのステッペンウルフ(Steppenwolf)による1970年のヒット曲「Hey Lawdy Mama」だ。
監督のジョー・ルッソは、このカメオシーンに関する小話を英Entertainment Weeklyに披露している。「当時はいわゆるヒッピーの時代だったから、スタンのカメオ出演もヒッピーとして。それから、自由恋愛の時代でしたしね。」
監督によれば、『エンドゲーム』に1970年代当時のスタン・リーを登場させるアイデアは御大の逝去前から決めていた。スタンの登場は、2019年夏に公開予定の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも実現する可能性が囁かれていたが、この度ジョー・ルッソ監督は「これがスタン・リー最後のカメオ出演です」と断言している。つまり、「戦争より、メイク・ラブだろ!」の言葉が、スタンのMCUにおける遺言となった。

ちなみに、この場面でスタンが乗っていた車には「’Nuff said」と描かれたステッカーが貼られていた。”もう充分だよね”、”お分かりかな?”といった意味合いであるこの言葉は、スタン・リーがコミックの編集後記に度々用いていたものだ。『スパイダーマン3』(2007)では、「人は1人でも世界を変えられる」の言葉と共に、ピーター・パーカーに「’Nuff said」と語りかけていた。
ところで生前のスタンは、マーベルの魅力について「”窓の向こうの世界”の反映」であると説いてきた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』を終えてしまった今、あなたは窓の向こうに何が見える?
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
Source:EW