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ブレンダン・フレイザー、『バットガール』お蔵入りに初コメント ─ 「警告を促す存在になってしまった」

Photo by Greg2600 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Brendan_Fraser_in_an_interview_about_Season_3_of_The_Affair.jpg

お蔵入りが決定したDC映画『バットガール(原題)』について、ヴィランのファイヤーフライ/ガーフィールド・リンズ役で出演したブレンダン・フレイザーが初めて胸内を明かしている。

2022年8月、『バットガール』はワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフ新CEOが率いる新体制により、リリースのキャンセルが決定。約9,000万ドルを投じて製作された本作は、ほぼ撮影が終了していたにもかかわらず、損切りとしてお蔵入りする異例の事態となった。

Varietyのインタビューに登場したフレイザーは、『バットガール』の打ち切りが話題にあがった際、自身の仕事についてでなく、ファンや主演のレスリー・グレイスを真っ先に気遣った。

残念でしたよ。ファンは心からこの映画の製作を望んでいたし、レスリー・グレイスはエネルギッシュでパワーの源のようでした。ただひたすら彼女は頑張ったし、コスチュームも似合っていました。」

フレイザーは、バットガール/バーバラ・ゴードン役で主演したレスリー・グレイスを称賛し、次のように続けている

「この映画自体は、テレビ向けに構想されて撮影された作品です。配信サービスと劇場公開の板挟みになる今の時代に製作され、この映画は警告を促す存在になってしまいました。ですから、“この事態から何を学べるか?”との問いの答えは、ダーレンのような信頼できる映画製作者と仕事をするということです。

上の発言で言及されたダーレンとは、フレイザーの最新主演映画『The Whale(原題)』で監督を務めたダーレン・アロノフスキーのこと。同作はヴェネツィア国際映画祭でスタンディングオベージョンと共に祝され、会場でフレイザーが感極まる様子が話題になっていた。フレイザーにとって、『バットガール』のお蔵入りで学んだ教訓は大きかったようだ。

なお、『バットガール』で監督を務めたアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーもキャンセルを知らされた当時を振り返り、「ショックを受けたし、どう反応していいかわからなかった。現実じゃないと思った」と、複雑な心境を明かしていた。

Source:Variety

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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