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ポール・ヴァーホーベン監督新作『ベネデッタ』2023年2月公開決定、衝撃の伝記映画がついに日本上陸

ベネデッタ
(c) 2020 SBS PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA

『ロボコップ』(1987)『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)などの巨匠監督、ポール・ヴァーホーベン監督の最新作にして衝撃の伝記映画『Benedetta(原題)』が、『ベネデッタ』として2023年2月に日本公開されることが決定した。2022年10月には、京都ヒストリカ国際映画祭にて1回のみ先行上映も予定している。

17世紀のペシアの町(現在のイタリア・トスカーナ地方)。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家しテアティノ修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助けることに。

様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任。そのことで周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められ、ペシアでの権力を手にしたベネデッタだったが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に耐えがたい悲劇が起こる。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町全体に更なる混乱と騒動が降りかかろうとしていた……。

主演を務めたのは、『おとなの恋の測り方』(2016)『エル ELLE』(2016)で知られるヴィルジニー・エフィラ。実在の人物ベネデッタ・カルリーニを演じた本作は、2021年に行われた第74回カンヌ国際映画祭にて初上映され大きな話題を呼んだ。

ほかキャストも豪華な布陣で勢揃い。ヘルムート・ニュートンやフランソワ・オゾンのミューズから世界的大俳優となったシャーロット・ランプリングは、「この映画に出演しない理由が見当たらない」と宗教をビジネスとしてしかとらえていない修道院⻑を底知れない無表情で演じた。歌手兼俳優として活動するフランスの大スター、ランベール・ウィルソンは危険で威嚇的で欲にまみれた“悪党”の教皇大史としてキャスティングされている。ヒロインの相手役となるバルトロメアには、ギリシャのダフネ・パタキアを抜擢。家庭内性暴力の被害者、そして聖女ベネデッタを破滅に導くきっかけとなるキーパーソンとして、真っ直ぐで大胆な演技を見せている。

『ベネデッタ』は2023年2月17日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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