この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第3話『名を継ぐ者』のネタバレが含まれています。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」ヴィセーリスの指を消し忘れ？

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はデナーリス・ターガリエン誕生の172年前を舞台に、ウェスタロスを統治したターガリエン家の物語を描く壮大ドラマ。

本シリーズに登場する鉄の玉座は「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場したものよりも巨大かつ複雑なデザインとなっており、あらゆ角度に突き出した剣が階段まではみ出し、王であるヴィセーリス・ターガリエンは玉座に腰かける度に怪我を負ってしまうほど。第2話では、ヴィセーリスの壊死しつつある指の膿を大量の蛆虫に吸わせるシーンが描かれたが、第3話では症状が改善しない左指の薬指と小指を最後の手段として切断するに至っている。

その後、ヴィセーリスが弟デイモンに送る信書を使いの者に手渡すシーンが登場。その場面では、ないはずのヴィセーリスの指2本がVFX処理のためグリーンのまま残っているのだ。問題の指の部分が使いの者の黒い甲冑と重なっているため、かなり目を凝らさないと分からないだろう。エピソードの開始から44分35秒辺りとなるが、日本で独占配信されているU-NEXTにて字幕版で鑑賞すると、ちょうどグリーンの指の部分が字幕と重なっているため、よく見ないと判別しにくい。

Not the green screen glove on Viserys’s missing fingers 🤣🤦🏻‍♀️#hotd pic.twitter.com/4CLUw5tDhI

— Sarah Capps (@SarahBKnowsBest) September 5, 2022

いずれにしろ、ウェスタロスにスターバックスのコーヒーカップが降臨するほどの致命的な失態ではないと言えそうだ。それに、まるで本物にしか見えない精巧なドラゴンの特殊効果や美しい映像、豪華絢爛な衣装や舞台美術など、どのエピソードもこの小さなミスを補って余りある仕上がりとなっている。

今後のエピソードでシーンの粗探しに気を取られないように楽しみたい「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて独占配信中。