『スーパーガール』架空のクリプトン語、どう覚えた? ─ 「相手役の最後のフレーズも覚えないとタイミングがわからない」
DCユニバース新作映画『スーパーガール』では、主人公スーパーガール/カーラ・ゾー=エルの知られざる過去が描かれる。滅びゆく故郷クリプトン星で、カーラが家族と過ごした記憶。そこでは、登場人物たちが地球の言葉ではなく、架空の言語であるクリプトン語を話している。
演じるミリー・オールコックは、このクリプトン語の場面で、言葉そのものが分からなくとも感情がまっすぐ伝わってくる見事な演技を披露している。理解不能な響きを持つ架空言語を覚えるだけでも難しいはずだが、そこに台詞としての意味、感情、相手との呼吸まで乗せなければならない。オールコックは、どのようにしてこの場面に臨んだのか。
THE RIVERのインタビューで、クリプトン語には文法構造があるのか、またどのように習得したのかを尋ねると、オールコックはドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」での経験を引き合いに出した。
「架空の言語を学ぶのは今回が初めてではなかったんですが、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の時と同じようなアプローチを取りました。つまり、そのシーンの英語版をとにかくしっかり理解しておくんです。そうすることで、シーンの構造的な整合性や、どこへ向かうべきかを保てるので。」

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でオールコックが演じた若きレイニラ・ターガリエンは、高地ヴァリリア語を話す場面があった。高地ヴァリリア語は『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズのために作り込まれた架空言語で、ターガリエン家の人物たちを象徴する要素のひとつでもある。オールコックにとって、架空言語で感情を表現することは、すでに一度経験していた挑戦だったわけだ。
もっとも、経験があるからといって簡単になるわけではない。オールコックは、クリプトン語の台詞を細かく分解しながら覚えていったという。
「クリプトン語として一つひとつ、細かく区切りながら覚えていきました。あとは、相手役の最後のフレーズも覚えるようにしていました。相手のセリフがいつ終わるのか分からないと、自分のタイミングが分からないので。撮影当日にそれが分かることもあれば、分からないこともあります。」
架空言語での芝居では、自分の台詞を覚えるだけでは足りない。相手が何を言い、どこで言い終えるのかを把握できなければ、自然なリアクションも、会話の間も成立しない。オールコックは、その難しさについて率直にこう語っている。
「それが実はいつも本当に難しいんです。相手がいつ話し終わったのかを把握することが。」
映画『スーパーガール』は公開中。THE RIVERの公式YouTubeチャンネルでは、スーパーガール/カーラ・ゾ=エル役のミリー・オールコック、ロボ役のジェイソン・モモア、脚本家のアナ・ノゲイラへ行ったインタビュー動画を公開中だ。
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