『ブラックパンサー』親友ウカビ役ダニエル・カルーヤ、欠席の続編を「観るのが楽しみ」 ─ 『NOPE/ノープ』撮影で続投ならず

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラックパンサー』(2018)でティ・チャラの友人・ウカビ役を演じたダニエル・カルーヤが、続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』への期待を語った。
『ゲット・アウト』(2017)の主演でブレイクを果たしたカルーヤは、『ブラックパンサー』への出演を経て、『ロスト・マネー 偽りの報酬』(2018)や『クイーン&スリム』(2019)『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021)などに出演。ジョーダン・ピール監督との再タッグとなった『NOPE/ノープ』と撮影スケジュールが重なったため、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』には復帰できなかった。
2022年7月には本作の予告編が公開されたが、カルーヤは米Varietyにて「もちろん観ましたよ! 素晴らしかった」とコメント。故チャドウィック・ボーズマンの逝去を受け、ティ・チャラも死亡した設定となる続編では、親友のウカビも同じく姿を見せない。劇中での言及の有無は不明だが、ひとまず彼を抜きにして物語は進むことになる。カルーヤは「それが物語にとって、映画にとって最善ということ。観るのが楽しみです」と語った。
本作の撮影が始まった2021年6月、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「オリジナルキャストの全員が帰ってくる」と語ったとされ、ウカビ役のカルーヤも続投すると思われていた。しかし、実際には出演していないことが判明したのは1年以上が経過した2022年7月のこと。沈黙を守っていたことについて、カルーヤ自身は「何か言うと皆さんをガッカリさせてしまうと思ったんです。ネタバレは聞きたくないだろうし、何が起こるかで驚きたいだろうと。前作はそこが素晴らしかったから」と述べていた。
シリーズが今後どのように展開するかは不明だが、監督・脚本のライアン・クーグラーはワカンダを舞台とするスピンオフ企画(タイトル未定)を進行中であり、再びウカビ役がどこかに登場することも考えられる。ちなみに今回、カルーヤは「(今後の可能性は)何も言えないんですよ! そこから話を始めてくださいよ!」と含み笑いを浮かべたそう。もしや、すでに何かが動いているのかも…?
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にはシュリ役のレティーシャ・ライト、ナキア役のルピタ・ニョンゴ、オコエ役のダナイ・グリラ、エムバク役のウィンストン・デューク、アヨ役のフローレンス・カサンバ、 エヴェレット・ロス役のマーティン・フリーマン、ラモンダ役のアンジェラ・バセットが続投。監督・脚本のライアン・クーグラー、共同脚本のジョー・ロバート・コール、音楽のルドウィグ・ゴランソンも復帰した。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日より全国公開。
▼『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の記事
Sources: Variety, The Hollywood Reporter