マーベル・コミックの生けるレジェンド、スタン・リーが製作総指揮を務める英国アクションドラマ「スタン・リーのラッキーマン」シーズン2が、Huluプレミアにて2018年5月14日（月）より独占配信される。

「スタン・リーのラッキーマン」は、ロンドン市警殺人課の刑事でありながらギャンブル依存症の主人公、ハリー・クレイトンが、運を操ることのできるブレスレットを受け取ったことから、ロンドン中を脅かす犯罪の渦中に引きずりこまれていくというストーリー。シーズン2では、ハリーの前に同じく運を操るブレスレットを身につけた美女が現れ、さらに思いもよらない事件に巻き込まれていく。

このたびスタン・リー御大自身がドラマを紹介するメッセージ映像が公開された。さらにドラマの見どころや自身のカメオ出演シーンについても明かしている。

スタン・リーのカメオ出演シーンはどこ？

スタン・リーと言えば、マーベル実写化作品へのカメオ出演でお馴染み。本作の新シーズンにもやはり出演しており、そのシーンについては「気に入ってますよ。ほんの少し演技することができたし、実は今回もセリフがあるんだ！」とコメント。シーズン１では主人公が通りかかった本屋でサイン会を開いていたスタン・リー。シーズン２では、電車のホームで暗い顔をして佇むハリーに向かい、「やめておけ、良いこともあるさ」と忠告する通りすがりの老人として登場する。出演は一瞬なのでお見逃しなく。

主人公は「欠点があるからこそ身近に思える」

またスタン・リーは今作の主人公ハリー・クレイトンを「キャラクターとして完璧」と評し、その理由を以下のように説明している。

「なぜなら、彼は欠陥品ですからね。彼という人間は完璧ではないんです。欠点もあるし弱点もある。しかし、それでも私たちは彼のことが気になるし、身近に思える。それこそが彼を強いキャラクターにしている。どこかしら私自身も、彼のキャラクターにほんの少し投影されていると思います。」

御大のお気に入りシーンは？

スタン・リーは今作のシーズン1について、「その素晴らしい出来に驚きました。まるで予算をかけた大作映画を見ているような気になったし、どのシーンも、セットのひとつひとつにいたるまで最高の出来でした」と大絶賛。その中でも特に気に入っているシーンがあるのだという。

「（お気に入りのシーンは）ハリー･クレイトンがモーターボートのハンドルを握りながらテムズ川を疾走した、あの最高の追跡シーンですね。私にとって、まさにシリーズが始動したといえる、最も興奮したシーンのひとつです。」

御大によればシーズン2でも「最高に刺激的なシーンがある」とのこと。配信を楽しみに待とう。

「スタン・リーのラッキーマン」ストーリー

ロンドン市警殺人課の刑事ハリー・クレイトンは、ギャンブル依存症のため妻と娘に家を出ていかれ、裏組織にも多額の借金をしている。ある夜、運もツキもなくカジノで大金を失おうとしていたハリーのもとに謎の美女が現れ、大当たりへと導く。賭けは次々と当たり、幸運の女神となった謎の美女と一晩を共にしたハリーが目を覚ますと、彼女の姿はなく、ハリーの左腕に古びたブレスレットだけが残されていた。金を手に入れたハリーはある男に借金返済の目処がついたことをメールで伝え、仕事場である殺人現場へと向かう。そこで相棒のスーリから「被害者の携帯から、あなたのメールを削除した」と伝えられる…。死んでいたのはハリーがメールを送った男、カジノ経営者のフレディ・ラウだった。捜査を進めていく中で、次々と起こる事件は複雑に絡み合い、全てがあのブレスレットに繋がり得体の知れない大きな闇へと向かっていこうとしていた。そして、ハリーの前に再び現れた女は、ブレスレットを身に着けると運に恵まれるようになること、そして運には代償がつきものであること、更にそれを狙う者たちがいることを告げ去っていく…。

新シーズンでは、ブレスレットの「幸運」と「代償」の両方の力を知ってしまったハリーは、極力その力を使うことを避けるようにしていた。そんなある日、ある男を追って入ったカジノで魅力的な女性イザベラに出会う。彼女の腕にはなんとハリーと同じブレスレットが……。彼女はなぜあのブレスレットを持っているのか？謎が深まる中、ハリーは思いもよらない事件に巻き込まれていく。

「スタン・リーのラッキーマン」シーズン2（全10話）は、Huluプレミアにて2018年5月14日（月）より独占配信スタート。毎週月曜日に1話ずつ追加配信予定だ。