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『ハン・ソロ』意味深ラスト残したキーラ、再登場の可能性は

『 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

2018年公開の映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では、初々しくも勇敢な若きハン・ソロの冒険譚が描かれた一方で、疑問の余地が残るエンディングとなった。それは、ハン・ソロの旧友キーラが取った予想外の選択だ。更なるストーリーを予感させる展開に、続編を求める声が多数あげられているが、実際のところその見込みはどれほどのものなのだろうか。

本記事では、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でのエンディングを踏まえた上で、ラストシーンにまつわる海外メディアの評価やキーラ役を演じたエミリア・クラークの発言などを足がかりに、キーラ再登場の可能性を探っていきたいと思う。

この記事には、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のネタバレが含まれています。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
© 2018 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

本作で『スター・ウォーズ』シリーズに初登場を果たしたキーラは、ハン・ソロと同じ惑星コレリア出身の女性。犯罪集団に属し、親しくしていた同年代の青年ハンと盗みを働かされていた。同惑星からの脱出を図ろうと逃亡を企てた2人だが、宇宙港のゲートをくぐろうとしたところでキーラだけが捕らえられてしまう。

以降、それぞれの人生を歩むこととなったキーラとハンだが、犯罪シンジゲート「クリムゾン・ドーン」の親玉ドライデン・ヴォスの所有するヨットで再会。ハンと離れていた間、キーラはヴォスに危機を救われ、彼の右腕としてクリムゾン・ドーンに忠誠を誓っていた。

その後、ヴォスより任務を言い渡されたハンとキーラ。コレリア時代の親しさがどこか失われた感もありつつ、2人は協力して無事任務を終える。そしてエンディング、最後の最後でヴォスを欺いたキーラ。その後はハンと行動を共にするのかと思いきや、クリムゾン・ドーンの黒幕ダース・モールに連絡を入れ、ハンとチューバッカを残して去ってしまった。

なんだか腑に落ちないようなこのエンディングに、続きを求める声は多い。そもそも『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)で死んだと思われていたダース・モールの復活自体がファンにとっては大きなサプライズとなったわけだが、これに留まらずキーラとモールが繋がっていたとは、二重での驚くべき展開となった。

The Hollywood Reporterは、この展開に「(ダース・モールの登場は)『スター・ウォーズ』ファンにとっては嬉しいものとなったが、『スター・ウォーズ』フランチャイズからキーラという一人の注目すべき初の女性ギャングのボスを奪うこととなった」と評価。米CBRは、『ハン・ソロ』の続編を「ハンではなく、キーラに焦点を当てるべき」と伝えている。

現時点までに、『ハン・ソロ』続編に関する情報は聞こえてきていない。とはいえ、キーラ再登場の可能性は大いにある。その根拠となるのが、キーラ役のエミリア・クラークが『ハン・ソロ』出演時に交わした契約だ。本作米公開後の2018年5月中旬、The Hollywood Reporterは、エミリアが複数の『スター・ウォーズ』映画に出演する契約に署名したことを、本人への聞き取りを行った上で伝えた。もっとも、「実際に出演するかどうかは定かでない」といい、エミリア本人も「保険のようなものだと思います」と語ったという。

スカイウォーカー・サーガを語り終えた『スター・ウォーズ』では現在、新作ラインナップが続々と控えられている。そのうち新作映画では、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン監督による新3部作をはじめ、『マイティ・ソー』シリーズのタイカ・ワイティティ監督が手がける作品、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが製作する作品などが挙げられる。いずれも舞台となるタイムラインが分かっていないため、キーラ再登場の可能性は未知数ではあるが、ゼロというわけでもない。

また、映画作品でないこそあれ、『ハン・ソロ』でその若年期を見せたランド・カルリジアンの単独シリーズ「Lando(原題)」が、Disney+(ディズニープラス)向けに製作されることが判明している。同作についてもタイムラインは不明だが、若きランドが描かれるのであれば、キーラの登場はあり得る。スカイウォーカー・サーガ完結後に発表されている新作の勢いを鑑みると、キーラの単独作、あるいはキーラとダース・モールの単独作なんていうのも期待してしまうが…。

ダース・モールの再登場についてはコチラ

Source: THR(1,2),CBR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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