『スパイダーマン』交際中のトム・ホランド&ゼンデイヤ、初対面は「ぎこちなかった」 ─ ふたりの馴れ初めを総ざらい

映画『スパイダーマン』シリーズでは、出演者にまつわるとあるジンクスが存在する。恋人に発展するピーター・パーカーとヒロインを演じた俳優2人が実世界でも付き合うというものだ。トビー・マグワイアとキルスティン・ダンスト、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンが共演を機に交際したことは有名な話だ。
そして3組目が、マーベル・シネマティック・ユニバース版のトム・ホランドとゼンデイヤ。2016年公開『スパイダーマン:ホームカミング』での共演で出会った2人は作品を重ねるごとに仲を深め、現在は恋人関係にある。
本記事では、金曜ロードショーでの『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2週連続放送を記念して、トムとゼンデイヤ交友の歴史と変遷をシリーズ作品ごとに区切りながら振り返る。ぜひほっこりしてほしい。
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)

出演当時、トム、ゼンデイヤともに21歳。高校生役を演じているということもあり、あどけない姿が印象的だった。
米The Hollywood Reporterでは、2人が初対面時を振り返る貴重な動画が公開されており、互いの印象を率直に語っている。「当時のゼンデイヤからは何を期待していいか分からなかったから、彼女がどんな人なのかを知るのはワクワクしましたし、会ってみたら仕事に一生懸命なプロフェッショナルな方でした」というトムに対し、「彼は本当に良い人。出会った中でも指折りの良い人って感じです」とゼンデイヤ。互いへのリスペクトが感じられる。
ゼンデイヤとの初対面では「恥ずかしい思いをした」というトム。いつもはスムーズに握手やハグで挨拶を交わせるというのだが、ゼンデイヤの時はぎこちなくなってしまったのだとか。当時を振り返り、トムも苦笑いだ。
この時にはすでにどちらかの家で遊ぶほどの仲にもなっていた。SNSでは、2人が女性ダンサーと短い振り付けを踊る動画が話題となったが、ゼンデイヤいわく、これはトムの自宅に行ったときのものだという。また、2017年には米番組「Lip Sync Battle」で共演し、お互いにクールなダンスを披露するなど、共通の趣味を通して一緒に過ごす時間も多かったようだ。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

2年後の2019年、23歳となった2人は早速『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で共演。劇中では、ヨーロッパでの研修旅行中にピーターがMJに告白を決意し、最後にはキスをするという展開が訪れた。
もっとも、プライベートでは変わらず良い友人としての関係を維持していた様子。『ファー・フロム・ホーム』公開後、ゼンデイヤはドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019-)で共演したジェイコブ・エロルディと交際していた。
ハリウッドで最も注目される若手俳優となっていた2人。子役時代からアメリカで活躍していたゼンデイヤに対し、トムは突然得た名声に困惑することもあった。2019年には自身のInstagramの投稿でゼンデイヤをタグ付けしたことで付き合っているのではという噂が浮上。これについて、トムはBritish GQで「とても苛立たしい」と本音を漏らしていた。
一方ゼンデイヤは、メディアの囃し立てや公での振る舞い方に悩むトムに助言を与えていた。のちにトムは「彼女のおかげで公の場で快適に過ごすことができるようになった」と語っている。このように着々と信頼関係を築いていったようだ。
『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』(2022)

2022年、2人はシリーズ3作目『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』で3度目の共演を果たした。公開前は共にプロモーションに参加し、ネッド役のジェイコブ・バタロンを加えた3人組はおなじみの光景だ。
『スパイダーマン』シリーズ以外の作品にも出演した2人はすっかりハリウッドを代表する気鋭俳優として多忙の日々を過ごすように。そんな2人は『ノー・ウェイ・ホーム』公開から数ヶ月後、交際していることをSNSで公にするようになった。
ゼンデイヤ25歳の誕生日には、トムがInstagramを更新。『ノー・ウェイ・ホーム』撮影時のツーショットを添えて、「僕のMJ。最高に幸せな誕生日を。起きたら電話してね」と投稿した。翌22年、26歳の誕生日を迎えたトムに対し、今度はゼンデイヤが「私を最高に幸せにしてくれる人へ、最高に幸せな誕生日を」とお祝いのメッセージをInstagramで贈った。
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俳優活動をしばらく休業しているトム。ハンガリーで『デューン 砂の惑星 PART2』撮影中のゼンデイヤを訪問するなど、久々の余暇を満喫している模様。ゼンデイヤは主演作『Challengers』を控えているが、ハリウッドで進行中の俳優ストライキのため公開が大幅な延期となり、現在の仕事はモデル活動がメインのようだ。
ちなみに、水面下では『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』に続くシリーズ第4作の製作も進行していることが伝えられている。トムとゼンデイヤの再共演にも期待が高まる。
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Source:THR,British GQ