稲垣 貴俊クリス・エヴァンスがNetflix映画を降板、後任者はバッキー役セバスチャン・スタン ─ 共演はトム・ホランドほか
『アベンジャーズ』シリーズなどのキャプテン・アメリカ役で知られるクリス・エヴァンスが、Netflix映画『The Devil All the Time（原題）』を降板。後任者として、同じくマーベル映画でバッキー・バーンズ役を演じてきたセバスチャン・スタンが就任したことがわかった。米Deadlineが報じている。
マーベル・シネマティック・ユニバース作品『キャプテン・アメリカ』シリーズで、エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースとスタン演じるバッキー・バーンズは親友同士。二人はプライベートでも親交が深く、やむなくエヴァンスが離脱することになった企画をスタンが引き受けるという展開は、マーベル映画ファンであれば思わず胸が熱くなってしまうところ…！
報道によれば、エヴァンスが『The Devil All the Time（原題）』を降板したのはスケジュールの事情が原因だという。先日、エヴァンスは、『イコライザー』シリーズのアントワーン・フークア監督による新作SF映画『インフィニット（邦題未定、原題：Infinite）』の出演交渉に入ったと報じられたばかり。米Appleのオリジナルドラマシリーズ「ジェイコブを守るため（邦題未定、原題：Defending Jacob（原題）」も控えており、同作では主演・製作総指揮を兼任している。
『The Devil All the Time』の原作は、ドナルド・レイ・ポロックによる2011年の同名小説。物語の舞台は「ノッケンスティフ（Knockemstiff）」と呼ばれる、人々から忘れられたオハイオの未開拓地だ。死の迫る妻を救うため、ウィラード・ラッセルは祈りの末に動物を生贄に捧げることに。ウィラードの息子アーヴィンは、これをきっかけに学校でいじめを受ける存在から、行動を起こす大人へと成長を遂げていく。やがて町には連続殺人鬼のカップルや信仰心を試す牧師、腐敗した地元の保安官らが登場。信仰と暴力、救済の嵐が吹き荒れる…。
出演者として決定しているのは、エヴァンス＆スタンとはスパイダーマン役で共演済みのトム・ホランドをはじめ、『トワイライト』シリーズや『グッド・タイム』（2017）のロバート・パティンソン、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのミア・ワシコウスカ、『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』（2017）ペニーワイズ役のビル・スカルスガルド、『サスペリア』（2018）ミア・ゴス、『ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書』（2017）『レディ・バード』（2017）の劇作家兼俳優トレイシー・レッツ、ドラマ「シャープ・オブジェクト KIZU－傷－」（2018）の新鋭エライザ・スカンレン。
脚本・監督は、ドラマ「The Sinner －記憶を埋める女－」（2017）や「Marvel パニッシャー」（2017-）のアントニオ・カンポス。プロデューサーは『ナイトクローラー』（2014）『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』（2019）に出演する俳優ジェイク・ギレンホール、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』（2013）など数多くの映画で音楽監修を担ってきたランドール・ポスターらが務める。
ちなみにエヴァンス＆スタンの次回共演作は『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019年4月26日公開）。一部ファンの間では、バッキーが“2代目キャプテン・アメリカ”になるのではないかとも予測されていたわけだが、思わぬところで交代劇が行われていたというわけである…。
映画『The Devil All the Time（原題）』の配信時期は未定。撮影は2019年2月に開始されると伝えられていた。
