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DC映画『ザ・バットマン』お蔵入りの「ベン・アフレック版脚本」とは ― 2018年夏に撮影開始との噂も

DCエクステンデッド・ユニバース作品『ザ・バットマン(仮題)』について複数の噂が浮上してきた。2017年9月15日(現地時間)、米ザ・ラップ誌の記者であるアンバート・ゴンザレス氏がPeriscopeのライブ配信にて明かしている。

本作『ザ・バットマン』は当初ベン・アフレックが脚本・監督・主演を務める予定だったが、2017年1月にアフレックが監督から降板。後任者には『猿の惑星:新世紀』(2014)や『猿の惑星:聖戦記』(2017年10月13日公開)のマット・リーヴスが就任し、現在は脚本をゼロから再執筆しているという。
こうしたトラブル、および仕切り直しの結果として製作スケジュールは大幅に見直されており、2017年9月現在、その撮影予定や公開時期は一切明らかになっていない。

このたびゴンザレス氏は、ベン・アフレックとクリス・テリオが執筆していた“お蔵入り”の脚本についての噂、そして『ザ・バットマン』のスケジュールについての話題を語っている。なおその内容はすべて噂レベルの情報であり、信憑性については疑問が残るものであることをあらかじめご理解いただきたい。

『ザ・バットマン』にまつわる2つの噂

①お蔵入りの脚本

ゴンザレス氏が関係者から入手した情報によると、アフレック&テリオが執筆していた脚本は、デヴィッド・フィンチャーが1997年に製作した映画『ゲーム』にインスパイアされたものだったという。『ゲーム』は、マイケル・ダグラス演じる大富豪の実業家のもとに、弟から“あるゲーム”に参加できる招待状が届くというストーリー。周辺では奇妙な出来事が起こりはじめ、少しずつ彼は現実と虚構の境目を見失っていくのだ……。主人公をブルース・ウェイン/バットマンに置き換えるだけで、奇妙な事件をめぐって地獄めぐりに身を投じていくヒーローの姿が想像できるだろう。

またゴンザレス氏によれば、ヴィランとして登場するといわれていたデスストロークは「すべての罠を仕掛け、バットマンを追い詰める」役割で登場するはずだったという。とてつもない知能派ヴィランとして描かれる予定だったのだろうか?

リーヴス監督によって書き直されているという新しい脚本は、おそらくこうしたストーリーとは大きく異なるものになりそうだ。すでに監督は、本作を「ヒッチコックの影響を受けた」「ノワール風の探偵映画」として構想しているという。どんな映画になるかは未知数だが、きっと『ゲーム』からは離れた作品になることだろう。

②製作スケジュール

配信の中で、ゴンザレス氏は『ザ・バットマン』の撮影が早ければ2018年の夏にもスタートすると語っている。もっとも、上記のように脚本は再執筆されている最中で、しかもベン・アフレックの出演についても複数の噂が流れている状況(本人は噂を否定している)とあって、「もしもすべてがうまくいけば」ということだが……。

なお米バラエティ誌は、2017年7月の時点で、本作が2019年に劇場公開されるとの予測を立てていた。ゴンザレス氏の語るように2018年夏に撮影が始まれば、この予想はおそらく的中することになるだろう。ただしスケジュールがもう少し後ろにずれた場合、公開は2020年となる可能性が高そうだ。

先に述べた通り、ゴンザレス氏の語った内容はあくまで噂レベルの情報にすぎない。したがって信じるか信じないかはあなた次第、ここから想像を広げて楽しむ程度が一番楽しいというものだろう……。

Sources: https://batman-news.com/2017/09/12/ben-affleck-batman-script-david-fincher-the-game/
https://batman-news.com/2017/09/16/ben-affleck-canceled-batman-script-details/
https://twitter.com/elmayimbe/status/907731679887937542
http://www.pscp.tv/w/1yNGampBallGj [2017/09/28]
http://movieweb.com/the-batman-production-start-date/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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