どんなスタントも自分でやるトム・クルーズ、共演女性のお腹を蹴るシーンだけは断固拒否していた

数々のアクション映画で、超人のごとく命懸けのスタントに挑み続けるトム・クルーズ。シリーズ第7作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、目もくらむような高さの崖から決死のダイブでフリーフォールする驚異的なシーンに挑んで大きな話題を呼んだが、そんなトムでも一線を引きたいスタントがあるようだ。
第7作にパリス役で参戦のポム・クレメンティエフが、米Entertainment Weeklyのインタビューで舞台裏話を披露。イタリアのベニスを舞台にしたシークエンスで、パリスはトム演じるイーサン・ハントと一戦を交えることになり、そのシーンでクレメンティエフはトムに「本気でお腹を蹴ってほしい」と頼んだのだという。

自分のみぞおちを指さしながら、「彼に、“ここを蹴って”と言い続けたんです。私は腹筋を絞っていたので“いいからやって”と伝えたんですが、彼は“いやいやいや、ダメだダメだ”という感じで。“でも、やってくれないと困ります!”と言ったんですが、彼は蹴ってくれませんでした」と明かした。
どうやらトムは、上空7,620メートルから時速320キロで落下する「ヘイロー(HALO)ジャンプ」でも、ビルからビルへ飛び移る超危険なスタントでもやってのけるが、いくら演技とはいえ、女性のお腹を蹴ることには抵抗があった様子。なんとも、ジェントルマンなトムらしいエピソードではないだろうか。
またクレメンティエフは自身が演じるキャラクターについて、「パリスは、自分の行く手の全てを破壊する人で、反逆者で殺人者でもあり、極めてスキルにも長けていて、かなり孤独もあるんです」と説明。パリスが黄色いフィアットに乗ったイーサンとヘイリー・アトウェル演じるキャラクターを追跡するシーンの撮影は、「とても楽しかった」とも語った。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は2023年7月21日に日本公開。
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Source:Entertainment Weekly