Menu
(0)

Search

『マーベルズ』カマラ役、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』征服者カーンの正体を大胆予想 ─ モレキュールマンだったら「説明がつく」

『マーベルズ』
© 2023 MARVEL.

マルチバース・サーガにあるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の次なるラスボスは征服者カーン。『アントマン&ワスプ クアントマニア』(2023)での初登場からマルチバース・サーガの締めくくりとされる『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』まで、横断的な登場が目されている。

カーンをめぐっては大量の変異体が存在することが判明しているが、ここで生じる疑問がある。本当の征服者カーンとは一体だれなのか、というものだ。原作コミックでは、プライム・カーンと呼ばれるリーダー的立ち位置のカーンが登場するが、現時点のMCUでは判然としないまま。「ロキ」シーズン2ではヴィクター・タイムリーというカーンの変異体が登場したが、どうやら彼ではなさそうだ。

その正体をめぐりファンの間で様々な議論がなされる中、MCUでミズ・マーベル/カマラ・カーンを演じているイマン・ヴェラーニがもっともらしい一つの説を提示したことがにわかに話題となっている。米New Rockstarsとのインタビューでこのように語っている。

カーンがモレキュールマンの変異体だったら、全ての説明がつくと思います。彼はユニバースの一つひとつに存在していて、それぞれ彼の変異体がいる。それは私たちもすでに知っていますから、納得ですよね。もうひとつ、個人的には彼(カーン)がモレキュールマンであると同時にビヨンダー(ズ)でもあるんじゃないか、って思うんです。プライムカーンが究極の力を持っていたら?って。」

モレキュールマンとビヨンダーズは、映画『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』の下敷きになると注目されている2015年刊行の原作コミック『シークレット・ウォーズ』でそれぞれ重要な役割を果たすキャラクター。マルチバースの外側に存在する超宇宙生命体のビヨンダーズはマルチバースを消滅させるべく、各ユニバースに一体ずつモレキュールマンを誕生させる。モレキュールマンはいわば人間爆弾のような存在で、彼が死ねばユニバースも消滅してしまう。

各ユニバースに配置されたモレキュールマンの消滅は、コミック『シークレット・ウォーズ』の前段の物語として描かれ、最終的にはアース-616とアース-1610の二つのユニバースのみが残ることになる。こうして、ユニバース間の存続をかけた最終決戦が幕を開けるのだ。

ヴェラーニの推測は、征服者カーンのストーリーラインをモレキュールマン&ビヨンダーズと統合させてしまおうというもの。さらにヴェラーニは、『シークレット・ウォーズ』の重要キャラであるドクター・ドゥームの登場も見立てているようで、「ヴィクター・タイムリーのように(事情を)何も知らないピュアなメインのモレキュールマンが実はまた別のカーンで、ドゥームを助けようとする」という構想も語っている。「彼(別のカーン)が他のモレキュールマンやビヨンダーズの力を吸収してビッグ・カーンになる。そして他のカーン全員を殺して、ボスであるプライムカーンに会うんじゃないかと私は見ています」。

熱弁を振るうヴェラーニだが、現状は思ったよりも複雑だ。カーン役を演じるジョナサン・メジャースは知人女性に対する暴行容疑で現在は初公判を控えているところ。これを受けて、マーベル・スタジオはメインヴィランをカーンからドクター・ドゥームに変更するアイデアも話し合ったと報じられている

あわせて読みたい

また同報道ののち、『シークレット・ウォーズ』の前段にあたる『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』の監督に就任していたデスティン・ダニエル・クレットンの降板も発表された。さらには脚本家のジェフ・ラブネスも離脱報道も伝えられており、仮に物語が一から作り直しとなれば『シークレット・ウォーズ』への影響は避けられないだろう。

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly