マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」にブレイドやムーンナイトの登場案はあった?監督が明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のハロウィン・スペシャル「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」は、満月の夜になると狼男に変身するウェアウルフ・バイ・ナイト/ジャック・ラッセルを初めて実写化する作品だ。
モンスターが登場し、1930-40年代のホラー映画にインスパイアされたという本作はダークな作品で、「ムーンナイト」(2022)や『ブレイド』シリーズに通じる世界観とも言えそう。実際のところ、そういったキャラクターがカメオで姿を見せる可能性はあったのだろうか? 米Comicbook.comの取材に登場したマイケル・ジアッキノ監督が、その疑問に答えている。
「カメオの話は出て来ませんでした。ブレイドについては少し話をしましたが、“この作品を考える時、いつも僕は『トワイライト・ゾーン』のエピソードに例えていたから、その要素を入れよう”ということになりました。これはジャックとエルサの人生における一夜の出来事であり、それがどんな物語なのか見てみようという感じだったんです。」
「トワイライト・ゾーン」は“トワイライト・ゾーン”と呼ばれる場所に迷い込んだ登場人物が、不可解な現象や出来事を体験する1話完結型のアンソロジーシリーズ。オリジナル版は日本で「ミステリー・ゾーン」のタイトルで放送され、リブート版で2回蘇っている。他のMCUキャラクターのカメオ出演を否定したジアッキノは、「トワイライト・ゾーン」のように「ウェアウルフ・バイ・ナイト」をあくまで1話で終わる単独作品にしたかったと、そのこだわりについても語っている。
「誰もが関連性を探して、ここにこのキャラクターが登場して欲しいと思うものですが、僕は“いいや、単独にしよう”と言いました。この番組は他の作品のように同じ世界に存在していますが、今はそのことは気にしないでおきましょう。いつか対処するのかもしれません……僕には分かりませんが。とにかく今は、キャラクターたちの人生における一夜の物語を語りたかったし、他の(MCU)作品を観たことがない人が立ち寄って、楽しめるような作品になればいいなと思っています。」
ちなみに、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のコミックにはムーンナイトが登場している。監督が言うように、「同じ世界に存在」するキャラクターたちが「いつか対処」され、将来的にクロスオーバーすることはあり得るかもしれない。
本作には『バベル』(2006)『オールド』(2021)などで知られるガエル・ガルシア・ベルナルがウェアウルフ・バイ・ナイト役で主演し、「ザ・ネバーズ」(2021‐)などのローラ・ドネリーがエルサ・ブラッドストーン役で出演。『ファントム・スレッド』(2017)のハリエット・サンソム・ハリス、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021)のユージェニー・ボンデュラント、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のカーク・R・サッチャーらも名を連ねている。
ハロウィン・スペシャル「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスにて独占配信開始。
▼「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の記事
マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」続編なるか?「そのうちに」とマイケル・ジアッキーノ監督 期待してヨシ? マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」がカラー化で配信へ ─ モノクロ版とは全く違った質感に ハマー映画から影響 マーベル『ウェアウルフ・バイ・ナイト』監督、古典モンスター映画『放射能X』リブート企画に抜擢 ─ 人気作曲家、ついに長編監督デビュー 思わぬ展開 マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」、ウェアウルフ姿がフルカラーで公開 ─ 「モノクロになるとは思わなかった」とアーティスト こんな色だったのかぁ マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」MCUクロスオーバーの可能性?「彼は予測不可能」とプロデューサー ミッドナイト・サンズ実現なるか?
Source: Comicbook.com