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マーベル「ウェアウルフ・バイ・ナイト」なぜモノクロ映像になったのか?プロデューサーが説明

ウェアウルフ・バイ・ナイト
Laura Donnelly as Elsa Bloodstone in Marvel Studios' WEREWOLF BY NIGHT, exclusively on Disney+. Photo courtesy of Marvel Studios. © 2022 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のハロウィン・スペシャル「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」はMCUで初となるモノクロ映像作品となった。なぜカラーではなく、一風変わったモノクロ作品になったのだろうか?

MCUはフェーズ4で、今まで足を踏み入れたことのない分野に挑戦している。タイトルロールの前日譚となる映画『ブラック・ウィドウ』(2021)や、初となるシットコム構成の異色ドラマ「ワンダヴィジョン」(2020)、“もしも…”の世界を描くアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」(2021‐)などを製作しており、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」では新鮮なカラーパレットを提供した。

Comicbook.comの取材に応じた製作総指揮のブライアン・ゲイによると、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が他の作品とはどれだけ違っているかを“強調”するために、“色”を利用したという思惑があったようだ。

「モノクロ映像はストーリーに関係していると思っています。僕たちは、凶暴なモンスター・ハンターの物語を伝えるつもりでした。単に彼らは座って豪華な夕食を食べるだけではありません。モンスターを外へ連れ出すから、彼らは戦うことになるし、狩りもします。だからストーリー上、視聴者に恐怖とその要素を与えることが必要になるわけです。

モノクロにすることで作品を何か特別なものに出来るし、視聴者に“この番組は凄く変わっていてクールだ”と思わせるような、ちょっとした捻りを加えることも出来ると思います。古典的なモンスター映画へのオマージュというだけでなく、MCUの中で新しいと感じられる様式美があるんです。

満月の夜になると狼男に変身する“ウェアウルフ・バイ・ナイト”を初めて実写化する番組は、米ディズニーにより「1930-40年代のホラー映画にインスパイアされている」と紹介されていたことから、モノクロが中心だった当時のハリウッド映画のカラーパレットにも影響を受けていることもあるだろう。

米ディズニーチャンネルにて本番組のジャンルは“コメディ”に分類されているが、ウェアウルフ役のガエル・ガルシア・ベルナルは「この番組は十分に怖い」と語っている。ホラー作品として楽しめる、ハロウィンの季節にピッタリな「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」は、ディズニープラスにて配信中。

Source:Comicbook.com

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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