『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ガモーラ役ゾーイ・サルダナ、ガン監督の復帰へコメント ─ 「ディズニーを誇りに思う、手本を示してくれた」

過去の不適切な発言を理由に、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズから降板されたジェームズ・ガン監督が復帰した。同作ガモーラ役のゾーイ・サルダナが、監督の復帰後はじめてのコメントを述べている。
解雇通告時はガン監督が過ちを認め、「(当時は)完全に間違っていた」「当時の自分自身のふるまいについては私に全責任がある」と反省文を発表していたものの、ディズニーはガン監督の復帰は認めないと決め込んでいた。
一方で、出演者やファンから復帰を求める声が途絶えることはなかった。主な論点は「過去の過ちは、本人が反省と更生を自覚しているにも関わらず、救済されることはないのか」という点。クリス・プラットら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』出演者一同は、ガン監督への謝辞も込めた異例の公開状を発表。その中で「私たちは、救済というテーマが今ほど現実につながっていることはないと確信している」としていた。
「ディズニーを誇りに思う」
ガモーラ役のゾーイ・サルダナは米Entertainment Tonightに対し、ガン監督の復帰について語っている。復帰はもちろんのこと、ディズニーの賢明な判断を喜んでいるようだ。
「彼を誇りに思います。復帰されて嬉しいです。ディズニーのことも、とても誇りに思います。この大企業を支えるリーダーたちが、手本となって示すことを選んだのです。大切なのは(罪の)あがないなのだという言葉とメッセージを発信したのです。」
やや構えた見方を敢えて取るならば、ガン監督を切り離したのが米ディズニーであれば、許しを与えたのも同じくディズニーということだろう。同社はガン監督の(一時的)解雇によって、いかなる事情はあれ過ちは許さないという厳格さを示した後、人は過去の過ちを乗り越えて成長するもので、それは救済と祝福に値するという寛容さを示した。
たとえ転んでもタダでは起きない。後になって残ったのは、ディズニー完全無欠のシナリオだ。
▼ジェームズ・ガン監督の解雇騒動
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ガン監督の復帰交渉、ディズニーは『スーサイド・スクワッド』就任を認識していなかった そんなことある? 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン、マーベルとDCは「互いに高め合っている」 ─ 『スーサイド・スクワッド』撮影中、ファンにメッセージ いまや橋渡し役 ジェームズ・ガン監督『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』解雇・再雇用を初めて語る ─ 「あの日は人生最悪の一日であり、人生最高の一日だった」 米ロングインタビューの内容をご紹介します 『アベンジャーズ/エンドゲーム』ジェームズ・ガン、今回は創作面に関与せず ─ 『インフィニティ・ウォー』ではセリフや選曲を監修 解雇事件とはあまり関係ない模様 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役デイヴ・バウティスタ、ガン監督の復帰に興奮 ─ 『Vol.3』降板の可能性もあった 復帰が決まって本当によかった
Source:ET