「バーベンハイマー」が映画化、低予算のB級コメディに ─ あらすじも判明、2024年撮影の見込み

アメリカでブームを巻き起こした「バーベンハイマー(Berbenheimer)」現象に着想を得たB級コメディ映画『Berbenheimer(原題)』が製作されていることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
「バーベンハイマー」は『バービー』と『オッペンハイマー』のタイトルをもじって生み出された造語。アメリカでは、同日公開となったこの2作を連続鑑賞しようというブームが自然発生的に起こり、2023年夏の映画館を盛り上げた。
ブームに飛びついたのが、『パペット・マスター』(1988)や『グーリーズ』シリーズなど、数々のB級映画を手がけたことで知られるプロデューサー、映画監督のチャールズ・バンド。企画が『バービー』と『オッペンハイマー』の成功から利益を上げようとする恥知らずなものであることをバンドは認めながらも、「『バービー』のバイブスと『オッペンハイマー』のダークさ、2つの映画の奇妙な組み合わせを楽しむための機会でもあります。混ぜ合わせたら、ダークなユーモアが生まれます」と語っている。
バンドによれば企画を考案したのは、風刺作家として知られるアダム・フェルバー。バンドとは伝記本『Confessions of a Puppetmaster』を共に執筆するなど、かねてより仕事を共にしている人物だ。フェルバーは「『バーベンハイマー』の映画を作るべきだ。世界中の人々がこの考えを楽しんでいるから、我々が作らないと」と言ってバンドに電話をかけてきたという。
あらすじも判明している。主人公は、優秀な科学者のバンビ・J・バーベンハイマー。ボーイフレンドと共に、夏とビーチパーティが永遠に続く世界「ドールトピア(Dolltopia)」で暮らしていたところ、人形たちが人間の子どもたちに残酷な扱いを受けることに憤慨してしまう。現実の世界に飛び込み最悪な人間性を目の当たりにした博士は、全てを破壊しようと決意。巨大な核爆弾の製造に取りかかる、というものだ。
すでに脚本も執筆済みで、2024年中の撮影開始が見込まれているとのこと。100万ドル以下の予算で製作される予定だという。
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Source: THR