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『ヘル・レイザー』原作者、新作映画に意欲 ─ 「アイデアはたくさんある、今後も関わり続けたい」

ヘル・レイザー
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伝説的ホラー映画『ヘル・レイザー』(1987)の創造主クライヴ・バーカーが、シリーズの新たな映画作品に意欲を示した。ゲーム版『Clive Barker’s Hellraiser: Revival』を経て、「実現したいアイデアがたくさんある。これからも関わり続けたい」と語っている。

『ヘル・レイザー』は、バーカー自身の小説『ヘルバウンド・ハート』を原作に、本人が脚本・監督を務めたホラー映画。苦痛と快楽の境界を超越した魔道士セノバイトのうち、ピンヘッドはホラー史を代表するキャラクターのひとりとなった。シリーズは多数の続編が製作され、2022年にはリブート版も製作されている。

そのゲーム版である『Clive Barker’s Hellraiser: Revival』には、タイトルの通りバーカーも製作に参加。バーカーが「ダグこそがピンヘッドで、ピンヘッドこそがダグ」と語る、オリジナル版でピンヘッドを演じたダグ・ブラッドリーも声優として復帰している。

『クレイフェイス』アート制作取材

米Dread Centralにて、バーカーは「一時は表現が過剰に規制されることを危惧していましたが、ここまで限界に挑戦できたことに驚いた」と話す。

「このゲームで実現したことは、『ヘル・レイザー』のようなシリーズを手がけてきた人々にとって、目が覚めるような出来事だと思います。アイデアを再び温め直せば、既存の世界もまったく新しい形で描くことができるのです。」

映画第1作で脚本・監督を務め、第2〜4作にも原案や製作総指揮として関与したバーカーだが、第5〜10作の製作には携わっていない。バーカーは今回、第3作『ヘルレイザー3:ヘル・オン・アース』(1992)から第10作『ヘルレイザー:ジャッジメント』(2018)を手がけたワインスタイン兄弟による過去作を批判してもいる。

「ワインスタイン兄弟が製作した『ヘル・レイザー』映画の多くは、ただ権利を保持するためだけに作られたものです。製作費もどんどん削られていき、たくさんの素晴らしいクリエイターがひどい扱いを受けました。脚本家や監督たちが悪いのではなく、そういう仕組みで動くこともある。悲しいことです。」

2021年12月、バーカーは原作小説と映画第1作の脚本について、米国内の著作権を自らの手に取り戻した。現在、「(製作のために)妥協や戦いを強いられるのは、ただ疲弊するだけの、まるで不要なこと。二度と付き合うつもりはありません」と言い切っている。

ゲーム版を経て、『ヘル・レイザー』に「もう一度取り組み、さらに探究してみたい」と語るバーカー。以前、ローマとバチカンを訪れた際には、絵画や彫刻、異端審問にまつわる暗い歴史から刺激を受け、それらのイメージを取り入れることにも興味を抱いたという。マリオ・バーヴァ監督『血ぬられた墓標』(1960)や、ダリオ・アルジェント監督『サスペリア』(1977)といったイタリアンホラーの名作にもインスパイアされたようだ。

「『ヘル・レイザー』には、しっかりと神話を発展させ、拡大していける可能性があると思う。新しいコミックでも取り組んでいることですが、映画でもさらに先へ進んでみたい」とバーカーは言う。「映画やその他のメディアのため、長いこと取っておいているアイデアがたくさんあるんです」

Source: Dread Central

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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