ゲイリー・オールドマン、アーミー・ハマー、エヴァンジェリン・リリーほか豪華キャスト共演による、アメリカ史上最悪とも言われる麻薬問題・オピオイド危機を描いたスリラー映画『クライシス』（原題：Crisis）のブルーレイ＆DVDが2021年8月4日（水）にリリースされる。

オピオイドは鎮痛剤として病院で処方されるが、強い依存性を持ち、処方量が増えつづけ、使用を中断すると不眠などの離脱症状が出現する。近年、アメリカ国内の依存症患者は急増し、過剰摂取による死者の増加も問題視されるなど、“オピオイド危機”は国家の公衆衛生の問題とされているものだ。

合成鎮痛剤オピオイド・“フェンタニル”の密輸を追う捜査官ジェイク、突然に失踪した息子の死の真相を究明し復讐を誓う女性建築家クレア、“非依存性”の鎮痛薬販売を計画する製薬会社と政府の癒着を知り、その真実を探る大学教授ブラウアー。立場の異なる3人がオピオイドの実態に迫っていく群像劇であり、コカインや麻薬戦争を題材とした、スティーヴン・ソダーバーグ監督作『トラフィック』（2000）の“オピオイド危機版”ともいうべき内容と報じられている。

出演者は、ブラウアー教授役に『Mank/マンク』（2020）などの名優ゲイリー・オールドマン、捜査官ジェイク役に『君の名前で僕を呼んで』（2017）のアーミー・ハマー、クレア役に『アントマン』シリーズのエヴァンジェリン・リリー。そのほか、『ブリグズビー・ベア』（2017）のグレッグ・キニア、『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス、『美女と野獣』（2017）のルーク・エヴァンス、ジョニー・デップ＆ヴァネッサ・パラディの娘であるリリー＝ローズ・デップ、ラッパーのキッド・カディ、『TENET テネット』（2020）のマーティン・ドノヴァンという豪華キャストが集結した。

脚本・監督・製作は『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』（2012）の俊英ニコラス・ジャレッキで、ジェイクの同僚役で本編にも出演。同じく製作には『ダラス・バイヤーズクラブ』（2013）のカシアン・エルウィズ、製作総指揮にはゲイリー・オールドマン、『Mank/マンク』などのダグラス・アーバンスキー。共同製作総指揮には『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』（2014）のジェームズ・W・スコッチドープルが名を連ねた。

『クライシス』商品情報

※ブルーレイ＆DVD同日レンタル開始
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