「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」新キャプテン・アメリカが誕生 ─ キャラクターポスター公開

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）によるドラマ「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」が、2021年4月23日についに最終回を迎えた。感動と興奮がいまだ冷めやまぬ中、このたびサムの新たな姿を写したキャラクターポスターが到着している。

この記事には、「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」のネタバレが含まれています。

『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）から6ヶ月後を舞台とする本作は、ファルコン／サム・ウィルソン（アンソニー・マッキー）とウィンター・ソルジャー／バッキー・バーンズ（セバスチャン・スタン）が、キャプテン・アメリカの意思を継承し、世界を悪から守るべく陸空を駆け巡る姿を描く物語だ。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は配信初週末に、Disney＋史上最も視聴されたドラマシリーズとして、全世界で No.1初週視聴数を記録。日本でも映画作品を含めた全作品の中で、歴代No.1の初週末視聴数を記録するなど、大きな注目を集めた。そして、先週遂に配信となった最終話の感動と興奮のクライマックスには、絶賛の声がSNS上で相次いだ。

最終話では、アメリカ・ニューヨークに集まっていた世界各国の要人を誘拐しようと画策するリーダーのカーリ率いるフラッグ・スマッシャーズが、ついに大きく動き出した。その陰謀を阻止するため、盾を受け継ぎ、ファルコン／サム・ウィルソンはスーツと盾を携え、 “キャプテン・アメリカ”としてデビューを飾る。彼は、ウィンター・ソルジャーに加え、サポートのシャロン、そして相棒を殺された恨みを持つジョン・ウォーカーとともに、フラッグ・スマッシャーズと激しい戦いを繰り広げる。

彼らは激闘の末、各国の要人を救出し、カーリを止めることに成功した。そんなキャプテン・アメリカ／サム・ウィルソンは、黒人という立場の苦しみから、同じく弱い立場であり、テロリストともいわれるカーリたちが抱えていた苦しみや悲しみを代弁。主要国の要人たちを非難し、苦しんでいる彼らの声を聴くべきだと問いかけた。その姿は、これまで多くの人を鼓舞し突き動かしてきた、かつてのキャプテン・アメリカ／スティーブ・ロジャースの姿と重なり、正義の象徴として米国や世界が歩むべき道を示そうと熱く語るサムの言葉に、多くの視聴者が心を打たれた。

「俺には超人血清も金髪も青い目もない 俺が持つ力は人を信じる心だけ」。スティーブほどのパワーはないが、彼の意志を継ぎ、助けを求める人々に寄り添い共に歩もうとするサムは、まさに誰もが認める“キャプテン・アメリカ”だった。黒人として、星条旗を背負う覚悟を決めた新キャプテン・アメリカ。自分の贖罪ではなく相手を助けるために歩み始めたウィンター・ソルジャー。盾に頼らず人々を守るヒーローとなったジョン・ウォーカー。そして、恩赦を受け、かつて所属していた組織への復帰が約束されたシャロン・カーター。それぞれ進むべき道を見つけた彼らは、今後のMCUでも活躍が期待できるキャラクターばかりだ。

本作は完結したが、作品中に散りばめられた伏線と新たなキャラクターたちは、今後のMCUへと続いていくことが期待される。「ワンダヴィジョン」（2021）からはじまったフェーズ4の今後の展開にますます目が離せない。