『スター・ウォーズ』ヨーダ操演フランク・オズ、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督の新作映画に出演

『スター・ウォーズ』シリーズのヨーダの声やパペット操作で知られるフランク・オズが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督による最新作『Knives Out(原題)』に出演していることが分かった。米テキサス州オースティンで開催のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で語られた様子を米IndieWireがレポートした。
「セサミストリート」キャラクターの操演でも知られるフランク・オズは、『ダーククリスタル』(1983)や『スコア』(2001)『ステップフォード・ワイフ』など映画監督としての顔も持つ。一方で演技経験はほとんどが声優やパペット操作で、素顔の役者としての登場は非常に稀。役柄はごく小さなもので、撮影は2日で済んだという。
カメラの前の恐怖を知っておくべき
ライアン・ジョンソン監督より出演を依頼された際は、「演技をして欲しいと彼に頼まれたときは、”正気かい?”と言いましたね」と驚いたという。それでもオファーを引き受けた理由は、あえて役者経験を行うことで映画監督としての糧にになると考えたためだ。「”やってみる”のではなく、”やる”のじゃ」ということである。
「私が引き受けた理由は、全ての監督はこれ(演技経験)をやるべきだと思うんですけど、カメラの前の恐怖っていうのを知っておくべきだと思ったからなんです。失敗しようとも、いつか自分が監督になったときに役者への手助けの仕方の勉強になる。全ての監督は自分でもカメラの前に立って、どれだけ怖いことなのか、役者がどれだけ監督を必要としているのかを知っておくべきなんですよ。」
『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督による最新作『Knives Out』にはフランク・オズのほか、ハリウッドの重要人物が続々と集まっている。「現代を舞台とするクラシックなフーダニット(犯人の解明が重視されるミステリ)」であるという本作で密室殺人事件を追う主人公の探偵を演じるのは、『007』6代目ジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグ。
また『アベンジャーズ』シリーズなどでキャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンス、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のマイケル・シャノン、『ゲット・アウト』(2017)やハリウッド映画版『Death Note/デスノート』(2017)のキース・スタンフィールド、『ブレードランナー 2049』(2017)のアナ・デ・アルマス、『ヘレディタリー/継承』(2018)のトニ・コレット、人気ドラマ「13の理由」(2017-)のキャサリン・ラングフォードといった気鋭・新鋭が出演する。
さらにベテラン俳優陣も充実だ。『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のドン・ジョンソン、『ハロウィン(邦題未定、原題:Halloween)』のジェイミー・リー・カーティス、そして『手紙は憶えている』(2015)や『ゲティ家の身代金』(2017)の重鎮クリストファー・プラマーといった顔ぶれが作品に厚みをもたらす。
映画『Knives Out(原題)』は2019年11月27日に米国公開予定。
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Source:IndieWire