「恥を知りなさい」『アントマン』エヴァンジェリン・リリー、マーベルのビジュアル開発チーム解雇に怒り ─ AI代替にも懸念
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アントマン』シリーズでホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役を演じたエヴァンジェリン・リリーが、ディズニーによる大規模レイオフでマーベル・スタジオのビジュアル開発チームが大きな影響を受けたことに抗議している。
ディズニーでは2026年4月、約1000人規模の人員削減が実施され、マーベル・スタジオでも各部門に影響が及んだ。なかでも、MCUのヒーローや世界観のビジュアルづくりを担ってきたビジュアル開発部門では大多数が解雇され、今後はプロジェクトごとに外部アーティストを起用する方針だと伝えられていた。
そのひとりが、マーベル・スタジオで16年にわたって活動してきたコンセプトアーティスト/ビジュアル開発リーダーのアンディ・パークである。パークは2010年よりマーベルに参加し、キャラクター、コスチューム、キーフレームなど、MCUの“見た目の言語”づくりに深く関わってきた人物。2026年4月にはInstagramで退職を報告し、「一つの時代の終わりです」と綴っていた。
リリーはInstagramに投稿した動画で、SNSを通じてこのレイオフを知り、真偽を確かめるためにパークへ直接連絡したと説明している。リリーによれば、パークは『アントマン&ワスプ』におけるワスプの初期スーツやコンセプト画を生み出した人物。リリーが「これは本当なのか」と尋ねると、パークから「本当です。私は解雇されました」と返答があったという。
この事実に、リリーは大きな衝撃を受けたようだ。彼女は、現在のマーベル・ユニバースを想像力と才能によって形にしてきたアーティストたちをディズニーが手放したことが「信じられない」と述べた。さらに、こうしたアーティストたちが「AIに置き換えられようとしている」と主張し、MCUのキャラクターや世界は人間の創造によって生まれたものであり、テック企業のロボットによって複製されるべきではないと訴えている。
ただし、米Entertainment Weeklyによると、ディズニーCEOジョシュ・ダマロが従業員向けに送ったメモでは、今回のレイオフ理由としてAIには触れられておらず、業務の効率化・合理化の一環として説明されていたという。
それでもリリーの言葉は厳しい。投稿のキャプションでは、カリフォルニア州の議員に対し、AIからアーティストの仕事を守る法整備を求めたうえで、マーベル・スタジオのアーティストたちに向けて「私はそこにいました。あなたたちが何をしたのか知っています」と敬意を表した。そしてディズニーに対しては、「あなたたちが今、彼らを切り捨てるために使っている力を築いた人々に背を向けた」として、「恥を知りなさい」と非難している。
リリーは2015年の『アントマン』でMCUに初登場し、『アントマン&ワスプ』(2018)でワスプとして本格登場。リリーにとって今回のレイオフは、自身が演じたヒーローの姿を生み出したクリエイターたちが切り捨てられた出来事として、看過できないものだったようだ。
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