マーベル・スタジオ、31作の企画が進行中 ─ MCU今後のラインナップを整理

現在、マーベル・スタジオで企画中の今後の作品は全部で何本ある?ええと、まずは映画『エターナルズ』があって、「ホークアイ」のドラマと『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が……。と、数えていては両手では足りない。
スタジオ幹部のヴィクトリア・アロンソがアルゼンチンのラジオ番組で話したところによると、現在進行中の作品はなんと31作もあるという。
31作……。これがどれだけ途方も無い数字なのかを実感するために、現時点までのマーベル・スタジオ作品が全何作あるかを数えてみよう(ABC、Netflix、Huluのドラマはひとまず除外する)。
伝説の始まり、2008年の『アイアンマン』から、Disney+のドラマ「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」、さらにアニメ「ホワット・イフ」に、最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』までを含めても、全29作。つまり、これまでも壮大な物語を展開してきたマーベル・シネマティック・ユニバースでは今後、現在まで以上のボリュームでのラインナップが計画されているということである。
それでは、現時点で判明しているMCUのラインナップをざざっと整理してみよう。
マーベル・シネマティック・ユニバース 今後の作品ラインナップ
※本記事時点
- 『エターナルズ』(2021年11月5日公開予定)
- 「ホークアイ」(2021年11月24日配信予定)
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年12月17日US公開予定)
- 「Ms.Marvel」(2022年予定)
- 『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(2022年3月25日US公開予定)
- 『Thor: Love and Thunder』(2022年5月6日US公開予定)
- 『Black Panther: Wakanda Forever』(2022年7月8日US公開予定)
- 『The Marvels』(2022年11月11日US公開予定)
- 『Guardians of the Galaxy Holiday Special』(2022年12月配信予定)
- 「Moon Knight」(2022年配信予定)
- 「She-Hulk」(2022年配信予定)
- 「Secret Invasion」(2022年配信予定)
- 『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』(2023年2月17日US公開予定)
- 『Guardians of the Galaxy Vol. 3』(2023年5月5日US公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2023年7月28日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2023年10月6日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2023年11月3日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2024年2月16日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2024年5月3日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2024年7月16日US版公開予定)
- タイトル不明の新作映画(2024年11月8日US版公開予定)
- 『ファンタスティック・フォー』(公開日不明)
- 『ブレイド』(公開日不明)
- 『デッドプール』第3作(公開日不明)
- 『キャプテン・アメリカ』第4作(公開日不明)
- 「Ironheart」(配信時期不明)
- 「Armor Wars」(配信時期不明)
- 「I am Groot」(配信時期不明)
- 「Untitled Wakanda series」(配信時期不明)
- 「Untitled Echo series」(配信時期不明)
- 「ロキ」シーズン2(配信時期不明)
- 「ホワット・イフ…?」シーズン2(配信時期不明)
- ラテン系スーパーヒーローによるハロウィンスペシャル作品(配信時期不明)
判明しているタイトルをすべて数え上げると33作となるが、上リストの15〜21にかけて羅列した「タイトル不明の新作映画」が、『ファンタスティック・フォー』『ブレイド』『デッドプール』第3作『キャプテン・アメリカ』第4作に該当してくるはず。つまり、事実上は29作の予定が判明しているということになる。
ヴィクトリア・アロンソの発言と照らし合わせると、どうやらマーベル・スタジオは全く未発表のタイトルをあと2作、隠し持っているということになる。これは実写映画・ドラマの可能性もあれば、新たに設立するアニメ部門とミニスタジオによるアニメ作品になることも考えられるだろう。実際に、マーベル・スタジオはアニメのアーティスト雇用を既に進めてもいる。
未発表の作品として期待したいのは、『アベンジャーズ』級のヒーロー全員集合作品。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは「時間をかけてサーガを組み上げてから、全員集合へと進みたいと考えています」と話しているので、まだまだ数年かかる可能性はあるが、新ヒーローたちの紹介が一段落したら、彼らの夢の共演を観たいファンも多いはずだ。
また、20世紀スタジオを獲得したことで登場が可能になったキャラクター作品の充実も楽しみにしたい。既に『デッドプール』第3作や『ファンタスティック・フォー』の製作予定は明かされているが、『X-MEN』のMCUリブート版も期待されているところ。こちらも実現まで何年かかろうが、ぜひ拝みたいタイトルだ。
なおマーベル・スタジオは、こうしたラインナップを「公表済みの内容に対して5~6年ほど先」まで見越して計画を立てているのだという。気の遠くなるようなスケールだが、まずは目前に迫っているタイトルに楽しみにを集中させても良いはずだ。2021年も気付けば3ヶ月を残すばかりとなったが、『エターナルズ』(2021年11月5日公開予定)「ホークアイ」(2021年11月24日配信予定)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年12月17日US公開予定)が待っている。
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