Menu
(0)

Search

MCU映画、2024年に謎の新作が存在 ─ ひっそりと米公開延期、『デッドプール』ではないかとの推測も

マーベルのロゴ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には、いまだ詳細が明かされていない新作映画が存在する。このたびディズニー/マーベル・スタジオは、この謎に包まれた一作の公開延期を発表した。

Deadlineなどによると、マーベル・スタジオは、2024年2月16日に公開予定だった長編映画(タイトル未定)の米国公開日を同年9月6日に延期。もともと本作の存在は2021年9月に発表されていたもので、当時は「2024年2月16日・5月3日・7月26日・11月8日にMCUの新作映画を米国公開する」とアナウンスされていた。

しかしながら、このとき告知された残りの3作はすでに詳細が正式発表されている。2024年5月3日には『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』、7月26日には『サンダーボルツ(原題)』、11月8日にはMCU版『ファンタスティック・フォー(原題)』がお披露目となる予定なのだ。その一方、2月16日(現在は9月6日)の新作については、2022年7月のサンディエゴ・コミコンで今後のラインナップが判明した際にも言及されていなかった。

現在、ファンの間では、この新作映画が『デッドプール3(仮題)』もしくはMCU版『X-MEN』ではないかという推測が広がっている。MCUへの移籍第1作となる『デッドプール3』は、ショーン・レヴィ監督の就任が2022年3月に発表されたものの、その後の動向は不明。かたやMCU版『X-MEN』は監督すら決まっておらず、「長らく動きがない」とも報じられているため、まだ『デッドプール3』のほうが実現性は高そうだ。

もっとも大手映画スタジオの場合、ひとまずタイトル未定で公開日を設定しておき、あとから公開戦略や制作状況に応じて公開日を調整することも決して珍しくない。この“謎の新作映画”の場合も、企画の存在が明らかになっている『デッドプール』や『X-MEN』あるいは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)続編以外にも、いまだ公になっていないプロジェクトが飛び込んでくることは大いにありうる。現時点で作品名を予測するのは、どれを選んでも根拠薄弱と言うほかないだろう。

なお、ディズニーはマーベル・スタジオ作品のほかにも多数の米国公開日を発表しており、『ライオン・キング』の前日譚映画『ムファサ:ライオン・キング(原題)』を2024年7月5日に、『白雪姫』の実写映画版『スノー・ホワイト(原題)』を2024年3月22日に、ピクサー映画『インサイド・ヘッド2(仮題)』を2024年6月14日に公開予定。

そのほか、タイカ・ワイティティ監督の新作映画『Next Goal Wins(原題)』は2023年4月21日に、ディズニー100周年を記念する『ウィッシュ』は2023年11月22日に、ピクサー映画『Elio(原題)』は2024年3月1日に米国公開される。人気テーマパークの実写映画版『ホーンテッド・マンション(原題)』は、米国公開日を2023年3月10日から同年8月11日に延期した。

あわせて読みたい

Source: Deadline

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。