映画上映中にスマホ、注意しても聞かないので催涙スプレーかけた男が逮捕 ─ 米劇場

映画上映中にスマートフォンを使用していた観客をめぐり、別の観客がペッパースプレーを噴射する事件が米国の映画館で発生した。巻き添えとなった2人を含む計3人が病院で治療を受け、34歳の男が逮捕されている。米CBS Los Angelesが報じた。
事件が起きたのは2026年9月15日午後5時30分ごろ、米カリフォルニア州バーバンクの映画館AMC Burbank 16。上映されていたのは、アンドリュー・ガーフィールド主演、ポール・グリーングラス監督・脚本の歴史アクション映画『The Uprising(原題)』だった。
現場に居合わせたジョー・ロドリゲスによれば、本編開始から30〜40分ほど経ったころ、観客のひとりが明るさを最低まで落としたスマートフォンを操作していた。ロサンゼルス在住のマシュー・ウェア(34)が近づき、スマホを消すよう求めたものの、相手は応じなかったという。その後、ウェアはこの観客にペッパースプレーを噴射したとされる。
「あり得ないですよ。いい大人がそんな手段に出るなんて」とロドリゲス。「最初は言葉で伝えようとしていたので、その点は酌む余地があります。でも、あれは到底許されません」と語っている。
伝えられるところによると、スプレーを浴びた男性が苦痛に絶叫すると、噴射したウェアは劇場の外へ走り去ったという。被害を受けた男性と、巻き添えになった2人もその後すぐに劇場を出て、従業員に助けを求めた。3人は救急隊によって病院へ搬送された。
ロドリゲスは事件について、「映画館で見た出来事の中で、間違いなく一番奇妙でした」と振り返っている。ウェアはその後、館内ロビーで警察に身柄を確保され、軽犯罪にあたる暴行の疑いで逮捕・収監された。
ロドリゲスによれば、劇場側は事件後、観客にチケット代の払い戻しを申し出たという。AMCは公式FAQで、上映中の電子機器の使用や、会話・大声などの迷惑行為を禁止している。ほかの観客によるスマホ使用などで困った場合には、劇場スタッフへ知らせるよう案内している。
上映中のスマホ利用をめぐっては、米国の映画館でも以前から対応の難しさが指摘されてきた。今年4月には複数の米劇場経営者が、上映前に注意を促しても観客のスマホ使用を完全には防げないとして、対策に苦慮している現状を明かしていた。
上映中のスマホに腹を立てる人は少なくないだろう。もちろんペッパースプレーは論外だが、そもそもこうしたトラブルが起きないよう、映画館でのスマホ利用をめぐるマナーがより浸透してほしいところだ。
Source:CBS Los Angeles, AMC Theatres
























