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『スパイダーマン』マーベル&ソニーの契約問題、『ノー・ウェイ・ホーム』後まで「解決済み」 ─ トム・ホランドの見解

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が公開された後の2019年夏、マーベル映画ファンの間で激震が走った。MCUを手がけるマーベル・スタジオ、『スパイダーマン』シリーズを製作するソニー・ピクチャーズが続編の条件をめぐって対立、交渉が決裂したと報じられたのだ。約1ヶ月後に両社は再び契約を結んだが、当時、スパイダーマンはMCUを離脱する寸前だったともいわれる。

スパイダーマン:ホームカミング』(2017)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続くシリーズ第3作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: No Way Home)』は、MCU版『スパイダーマン』3部作の完結編と目されており、本作をもってトム・ホランドの出演契約も満了を迎えるという。

では、その後の『スパイダーマン』シリーズはどうなるのだろうか。マーベルとソニーの間には契約上の課題があるとみられるが、MCUにスパイダーマンが今後も登場することはできるのか、それとも『ノー・ウェイ・ホーム』が最後の出番になってしまうのか。これについてトムは、米Colliderにて「僕の理解では、スタジオ同士はすでに合意しています。同じトラブルに陥ることはないと思う」と話している。「互いに解決したと思うので、将来的に問題となることはないでしょう」

マーベルとソニーの対立時、トムが両社の間に入ったというエピソードはファンの間でもよく知られている。マーベルの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEO(当時)、ソニーのトム・ロスマン会長の二人に電話をかけて説得を試みたのだ。いわばトムはキーパーソンの一人と言えるが、本人は「僕はただの俳優で、あの時には何回か電話をかけただけ。喧嘩中の両親に挟まれていた子どもみたいなものです」と謙遜している。「だけど彼らは、お互いとの仕事を喜んでいますし、両方に利益のある方法を見つけたと思いますよ」

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ののち、マーベルとソニーがどのような合意に至ったのかは明らかになっていない。当時の報道では、スパイダーマンは『ノー・ウェイ・ホーム』以外にもMCU作品に1本登場する契約であり、公式にも「複数のシネマティック・ユニバースを横断する唯一のヒーロー」になると発表された。しかし、コロナ禍の影響もあって『スパイダーマン』シリーズや周辺作品の今後は未知数のまま。スパイダーマンがユニバースを横断した実績も今のところはない。

ソニー製作『モービウス』の場合、2020年1月に公開された予告編は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の展開を踏まえていると考えられ、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でバルチャー/エイドリアン・トゥームス役を演じたマイケル・キートンも登場した。MCUと世界観を共有するのか、それとも別の趣向かと話題を呼んだが、現時点で『モービウス』は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』よりも遅い2022年1月に米国公開予定。真相はしばらく分かりそうになく、『モービウス』の趣向に影響が生じるかどうかも予想がつかないのだ。

ちなみに出演契約の満了後について、トム自身は「(製作陣には)僕が必要だったらすぐに戻ると言ってあります」と話している。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.が『アイアンマン3』(2013)のあと契約を更新して『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)まで出演したように、あるいは多くのキャスト陣が『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降も出演継続を決めたように、トムが『ノー・ウェイ・ホーム』の後もスパイダーマン役を演じる可能性は十分に残されているわけだ。

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Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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