『スパイダーマン』第3作にライミ版『スパイダーマン2』ドクター・オクトパス役アルフレッド・モリーナが出演へ

トム・ホランド主演、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）のスパイダーマン映画第3作に、サム・ライミ監督による過去作『スパイダーマン2』（2004）ヴィラン（悪役）のドクター・オクトパスを演じたアルフレッド・モリーナが出演することが判明した。米The Hollywood Reporterが報じた。

『スパイダーマン2』は、サム・ライミ監督の3部作の中でも特に人気の高い中間作。モリーナが演じたドクター・オクトパスは、主人公ピーター・パーカーが尊敬する理想的な科学者として登場しながら、自ら発明した金属製アームの人工知能に思考を支配され、危険なヴィランと化してスパイダーマンの前に立ちふさがった。印象的なセリフを残した劇的な結末は、多くのファンの心を今も掴んで離さない。

この『スパイダーマン』第3作にはモリーナのほか、過去作『アメイジング・スパイダーマン2』（2014）ヴィランのエレクトロ／マックス・ディロン役を演じたジェイミー・フォックスの登場も報じられている。

異なる次元の登場人物が掟破りの集結を果たす、“マルチバース”本格実現の兆しか。アニメ映画『スパイダーマン：スパイダーバース』（2018）では、複数のスパイダーマンが集まって共闘する物語が先駆け的に描かれていた。さらに『スパイダーマン』第3作には、マルチバースの鍵を握ると思われるドクター・ストレンジも登場すると伝えられている。

『スパイダーマン2』ドクター・オクトパス役、『アメイジング・スパイダーマン2』エレクトロ役の俳優が再登場するとあって、The Hollywood Reporterは「トビー・マグワイア版、アンドリュー・ガーフィールド版、そしてトム・ホランド版の3人のスパイダーマンが登場するということか」と推察しているが、そこに米Colliderは噂情報として、アンドリュー・ガーフィールド、トビー・マグワイアが登場するほか、マグワイア版でピーターの恋人となったMJ役キルスティン・ダンストも登場すると伝えている。この情報を伝えたジェフ・スナイダー氏はColliderで、信頼できる情報元を明示していない。あくまでも噂と受けとめておきたいところだ。

なお『スパイダーマン：ホームカミング』と『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』（2019）でMJ役を演じたゼンデイヤは以前、TV番組で「3人のスパイダーマンが出るんですって？」と噂の真偽を尋ねられ「否定も肯定もできないんです」「何も言えない」「本当に知らなくて」とかわしていた。

『スパイダーマン』第3作の撮影は2020年10月中旬から2021年3月ごろまで実施され、出演者にはスパイダーマン／ピーター・パーカー役のトム・ホランド、MJ（ミシェル）役のゼンデイヤ、メイおばさん役のマリサ・トメイ、親友ネッド役のジェイコブ・バタロン、フラッシュ・トンプソン役のトニー・レヴォロリらが続投。マーベル・シネマティック・ユニバース作品からはベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジも登場する。監督はジョン・ワッツ、脚本はクリス・マッケナ＆エリック・ソマーズが務める。2021年12月17日に米国公開予定。

Source:The Hollywood Reporter,Collider

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