『ソニック・ザ・ムービー』公開延期、新型コロナウイルスの影響で

東和ピクチャーズは、2020年3月27日(金)に予定していた映画『ソニック・ザ・ムービー』の日本公開を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策の方針に鑑みての措置となる。
パラマウントスタジオとの協議の上での発表となった。新たな公開日については現在調整中で、決定次第発表になるという。
『ソニック・ザ・ムービー』は、世界的に有名な日本のゲーム・キャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグの初の実写映画。米国では2月14日に公開されており、『名探偵ピカチュウ』(2019)を越えるゲーム原作史上最高の初週末興行収入を記録していた。宿敵ドクター・ロボトニクをジム・キャリーが演じ、ソニックはジェームズ・マースデン扮する保安官トムとタッグを組む。
本作をめぐっては、当初2019年11月の米公開を予定していたものの、ソニックのデザインを大幅修正するために米公開を2月に延期していた。これに伴って日本でも2019年12月から延期となっていたが、新型コロナウイルスの影響で再延期を迫られた。
新型コロナウイルスの洋画作品への影響としては、ウォルト・ディズニー・ジャパンが『2分の1の魔法』(2020年3月13日から近日公開へ)と『ムーラン』(2020年4月17日から2020年5月22日公開へ)を、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2020年3月27日から初夏公開へ)を、東宝東和が『ドクター・ドリトル』(2020年3月20日から近日公開へ)の延期を発表していた。
海外では、『007』 シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の全世界公開が2020年4月から11月に延期となっている。
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