「ロード・オブ・ザ・リング」原作者J.R.R.トールキン描く『TOLKIEN』、日本公開へ ─ ニコラス・ホルト主演、イギリスから豪華キャスト集結

冒険ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』を産み出した伝説の作家J.R.R.トールキン激動の前半生を描く映画『TOLKIEN（原題）』が、良作揃いのFOXサーチライト配給にて2019年夏に全国公開を果たすことがわかった。ファンタジー文学のファンは是非注目して欲しい。

その類まれな博識と想像力で「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」で知られる幻想的な世界観を自ら創り出し、ファンタジー文学のジャンルを新たに切り開いた、今なお多大な影響を与える文学界の巨匠“J.R.R.トールキン”。本作では、世界中で愛されているあの作品群の原型となった、母親を介しての物語との出会い、大きな夢を追いかけた学生時代の”仲間”との固い友情、運命の女性エディス・ブラットとの生涯をかけた恋、そしてその全てを引き裂いた第一次世界大戦の過酷な体験といった、トールキンの激動の前半生が描かれる。

実在した作家トールキンを演じるのは『X-MEN』シリーズや『女王陛下のお気に入り』（2019）『マッドマックス 怒りのデス・ロード』（2015）で俳優としての実力と地位を着実に築き上げているニコラス・ホルト。のちにトールキンの妻となる最愛の女性エディスに『あと１センチの恋』（2014）、『白雪姫と鏡の女王』（2012）といった人気作に出演する傍らファッションアイコンとしても注目されているリリー・コリンズ。さらに『オリエント急行殺人事件』（2017）『シンデレラ』（2015）のデレク・ジャコビや、『ダンケルク』（2017）のトム・グリン＝カーニーといったイギリスを代表する豪華キャストが大集結した。

メガホンを取るのは、第90回アカデミー賞の外国語映画部門でフィンランド代表に選ばれた映画『トム・オブ・フィンランド』（2018）で知られる実力派監督のドメ・カルコスキ。トールキンの生き様を、壮大な冒険物語を彷彿とさせる絶妙なタッチで映し出す本作は、トールキンの作品ファンのみならず、観る者すべてが心震える感動作へと仕上がっている。

文学界の巨匠は、伝説の大作を書き上げる作風をいかにして形成したのか。『TOLKIEN（原題）』は2019年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。