THE RIVER編集部織田信長に仕えたアフリカ人武士描くNetflixアニメ「Yasuke －ヤスケ－」4月配信開始へ ─ ラキース・スタンフィールド主演
「アトランタ」（2016-）『ゲット・アウト』（2017）『ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密』（2019）などのラキース・スタンフィールド主演、メカと魔法の入り交じる群雄割拠の戦国時代を描くNetflixオリジナルアニメシリーズ「Yasuke －ヤスケ－」が、2021年4月29 日（木）より全世界独占配信開始となることが決定した。あわせて場面写真が到着している。
「Yasuke -ヤスケ-」は、東京を拠点に活動する米出身のアニメーター、ラション・トーマスが手がけるアニメシリーズ。戦国時代を舞台に、アフリカ人初の武士にして伝説の大名・織田信長に実際に仕えたという最強の浪人・ヤスケを主人公としたファンタジー時代劇だ。一度は隠居の身となった浪人ヤスケは、謎の力を持つ少女を闇の力から守るべく、再び刀を手に取り立ち向かっていく。
原案・監督・製作総指揮を兼任するのは、NetflixのSFファンタジーアニメ「キャノン・バスターズ」（2019-）で知られるラション・トーマス。配信日の発表にあわせて、以下のようにコメントを出している。
「このプロジェクトにはある種のセレンディピティ※があります。あるアフリカ系アメリカ人の男性が日本へ移住し、日本アニメ界における天才たちと生活し、仕事をしている。そんな彼が作っているのは、日本へ行きエリートの日本人侍の中で暮らし戦士になった、あるアフリカ人の物語なのです。MAPPA、（音楽の）フライング・ロータス、（主演の）ラキース・スタンフィールド、そのほか才能あるチームと一緒に、このアドベンチャーシリーズを作れることに心の底から運命を感じています。
ヤスケは日本の歴史において魅力的で神秘的な人物であり、何十年にもわたり今日のメディアでも関心を集めています。私は十数年前に初めて、日本の歴史上にヤスケという人物がいたことを知りました。来栖良夫の児童書『くろ助』には、私の好奇心をくすぐるイラストが掲載されていました。くろ助が架空の人物ではなく、実在の人物であることを学び、冒険物語に最高なキャラクターだと（思うと）、さらに興奮しました。昔からのファンの方はもちろん、初めての方にも歴史上の人物の姿を再構築した作品を楽しんでいただけることを楽しみにしています。」
※素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見したりすること。
キャラクターデザインを務めるのは、「アイアンマン」（2010）『アニマトリックス ワールド・レコード』（2003）などの小池健。音楽＆製作総指揮はフライング・ロータスが担当する。アニメーション制作は気鋭のスタジオ、MAPPA。全6話構成。
