THE RIVER編集部マッツ・ミケルセン主演『残された者－北の極地－』予告編 ─ 気温マイナス30度、「史上最も過酷な撮影」で過去最高の演技
「ハンニバル」（2013-2015）や『ドクター・ストレンジ』（2016）、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016）などの“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演映画『残された者－北の極地－』より予告編が到着した。
飛行機事故で北極に不時着したパイロットのオボァガードは、白銀の荒野を歩き回り、魚を釣り、救難信号を出しながら助けを待っていた。しかし救助に来たヘリコプターは強風のため墜落、女性パイロットは大怪我を負う。瀕死の女性を前に、男は自らの足で窮地を脱することを決意した。行動しなければ女性に未来はなく、自身にも明日は来ない。しかし勇気ある一歩を踏み出した彼に襲いかかるのは、寒さと飢え、そして肉食獣だった。極限状態の中、彼は自らの心の奥底に何を見るのか…。
平均気温マイナス30度、刻々と変わりゆく天気の中で撮影された本作は、マッツをして「これまでで最も過酷な撮影だった」と言わしめるほど。今回の予告編では、撮影そのもののハードさもしっかりと伝わってくる。『キャスト・アウェイ』（2000）『ゼロ・グラビティ』（2013）『オデッセイ』（2015）といった傑作サバイバル映画群と並び、最も優れたサバイバル映画の一本として絶賛された本作の一端を噛みしめてほしい。予告編のナレーションは、マッツ・ミケルセンの日本語吹替を数多く務めてきた声優・井上和彦が担当した。
説明的なセリフや映像表現が排除された“体感型映画”でもある本作を監督したのは、ブラジル出身のジョー・ペナ。製作総指揮は「ハンニバル」のマーサ・デ・ラウレンティスが担当した。音楽は『グレイテスト・ショーマン』（2017）のジョセフ・トラパニーズが手がけ、「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）などに参加した強力なスタッフ陣がリアリティを徹底的に追求。洗練されたスタッフワークに、マッツ・ミケルセンによるキャリア史上最高の演技が融合して、ひとりの男の“生”への闘いが美しく描き出されている。
映画『残された者－北の極地－』2019年11月8日（金）より、新宿バルト9ほか全国公開。
『残された者－北の極地－』公式サイト：http://www.arctic-movie.jp/
