『コンスタンティン2』、DC新体制下でも企画存続 ─ 「頓挫した」との噂が否定される

キアヌ・リーブス主演、2005年に公開され人気を博したDC映画『コンスタンティン』続編映画は、今も企画が存続していることがわかった。DCスタジオ新体制のもとで頓挫したのではないかとの噂話に対し、米ワーナー・ブラザースの報担当者が米Entertainment Weeklyで否定した。
『コンスタンティン2(仮題)』製作意向は、ジェームズ・ガンとピーター・サフランがDCスタジオ共同CEOに就任する直前に発表されたもの。この頃のDCでは、後に撤回されるヘンリー・カヴィル版スーパーマン復帰プランなどを進めていた頃で、いわば様々な可能性を模索していた時期だ。はじめに出回った噂によると、この続編は当時のDCが2023年以降の計画をまとめられず、自暴自棄になってゴーサインを出したものだったと伝えられていた。
この不確かな情報が否定されたことにより、『コンスタンティン2』企画はDC新体制下でも存続していることがわかった。ただし、先日ジェームズ・ガンによって大々的に発表された計画の中で、本作は一切触れられていなかった。
発表によると、DCユニバースは今後新たなシリーズをユニバース展開させる傍らで、『ジョーカー』(2019)や『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)から派生する独自作品は、別ユニバースのシリーズ「DCエルスワールド」として区別する方針だ。『コンスタンティン2』もこの「エルスワールド」に区分されるものと見られる。
予定される『コンスタンティン』続編では、主演のキアヌ・リーブス、監督のフランシス・ローレンスが続投。監督は前作で「PG-13」のルールに従ったことを悔やんでおり、続編では「リアルにR指定の『コンスタンティン』を作りたい」と意気込んでいる。
実際のところ、心機一転を図る今のDCスタジオにとって『コンスタンティン2』の優先順位がどれほどなのかは分からない。ひとまずは、企画が潰えていないという希望を頼りに、気長に待つのが良さそうだ。
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