世界のディズニー・リゾートとユニバーサル・スタジオが一時閉園、新型コロナウイルスの影響で ─ ニューヨークのブロードウェイも休業へ

新型コロナウイルスの影響を受け、海外でも娯楽施設が続々と休業を発表している。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、全世界のディズニー・テーマパークを一時閉園する。米カリフォルニアのディズニーランド・パークおよびディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーは14日から、フロリダのディズニー・ワールドと仏パリのディズニーランド・パリでは15日から、31日までの期間中の閉園となる。

カリフォルニアのパークに隣接するディズニー・リゾート・ホテルは週明けの16日まで運営、フロリダとパリの隣接ホテルは「追って通知があるまで」運営されるという。加えて、クルーズ客船のディズニー・クルーズ・ラインも、14日から31日まで運航を取りやめる。

米カリフォルニアのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドも同様に、14日から閉園。再開は28日を見込んでいるという。現時点でフロリダ州オーランドのユニバーラス・オーランド・リゾートからは閉園の案内はなされていない。

影響はテーマパークに留まらない。学校や病院を除き500人超の集会を禁止すると発表された米ニューヨークでは、名物であるブロードウェイの劇場が12日午後5時（現地時間）より休業となる。再開は4月の13日週を見込んでいる。米Varietyは、「欠損は1億ドルに及ぶ恐れがある」と記している。

世界保健機構（WHO）のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスは「パンデミックと見なせる」と表明。エンターテインメント業界においては大作映画が続々と公開延期を発表するなか、世界的テーマパークにも影響が及ぶ格好となった。

国内においては、東京ディズニーランド／東京ディズニーシーが2月29日から4月上旬まで、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが暫定で3月22日までの臨時休業となっている。

Source:NYT,USAtoday,Deadline,Variety(1,2）