稲垣 貴俊バッキー役セバスチャン・スタン、『シビル・ウォー』キャップのキスシーンを「今でも考えている」 ─ エージェント13、新事実が判明
マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）のドラマシリーズ「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー（邦題未定、原題：The Falcon and The Winter Soldier）」は、『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）を経た世界を舞台に、タイトル通りサム・ウィルソン／ファルコンと、バッキー・バーンズ／ウィンター・ソルジャーを描く物語だ。
いまだ謎に包まれた本作をひも解くカギは、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）にある。同作のヴィランだったバロン・ジモ（ダニエル・ブリュール）、そしてキャプテン・アメリカ側として動いたシャロン・カーター／エージェント13（エミリー・ヴァンキャンプ）が登場するのだ。米Entertainment Weeklyでは、エージェント13にまつわる新たな事実がエミリーの口から語られている。
「（「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」では）今までシャロンがどこにいたのかがはっきりと分かります。彼女は逃亡していたわけですから。」
おそらく、S.H.I.E.L.D.エージェントだったシャロンは、『シビル・ウォー』のラストで政治犯となったスティーブ・ロジャース／キャプテン・アメリカを支援したことで追われる身となっていたのだろう。『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』（2018）『アベンジャーズ／エンドゲーム』には姿を見せなかったが、逃亡者であるスティーブらに手を貸していた可能性もある。なぜなら『シビル・ウォー』において、スティーブとシャロンはキスをする関係にまでなっていたからだ。
「あのキスについて今でも考えてるんですよね、なんとか答えを出そうとしてるんですけど」と口にしたのは、バッキー役のセバスチャン・スタンだ。スティーブにとって無二の親友であるバッキーを演じてきたセバスチャンは、公開から数年を経てもなお“あのキス”の真意をいまだ掴みかねているらしい。ともあれセバスチャンは、シリーズの見どころについてこう語った。
「シャロンに何が起こったのか、『エンドゲーム』後に現れるジョン・ウォーカーとは誰なのかを知ることができるのはすごく楽しみですね。面白いものになると思います。」
ジョン・ウォーカーとは、コミックではキャプテン・アメリカをうらやみ、一時は「スーパーパトリオット」や「USエージェント」を名乗るキャラクター。「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」では『オーヴァーロード』（2019）『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』（2016）のワイアット・ラッセルが演じるが、彼自身は役柄の素性について「何も言えないんですよ」と述べている。
ちなみにマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によれば、「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」では「2人の過去と現在、『エンドゲーム』後に深く潜っていきます」とのこと。バロン・ジモ、シャロン・カーター、そしてジョン・ウォーカーというキャラクターと関わりながら、サム＆バッキーはどんな変化を経験していくのか。ファルコン役のアンソニー・マッキーいわく、2人は「すごくシリアスで、とてもドラマティック」な関係になっていくらしいが…。
ドラマ「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー（原題：The Falcon and The Winter Soldier）」はDisney＋にて2020年秋に米国配信予定。
ふたりはシリアス＆ドラマティック
