THE RIVER編集部 2020.5.27 19:21 News | Game

アメリカ発オープンワールド時代劇『Ghost of Tsushima』プレイ映像が公開 ─ 飛び散る血しぶき、モノクロの映像美などこだわり満載

アメリカ発の“遊べる時代劇”、PlayStation®4 用ソフトウェア『Ghost of Tsushima』（ゴースト・オブ・ツシマ）が2020年7月17日（金）に発売される。このたび、こだわりにあふれた本編を垣間見られるゲームプレイトレーラーが公開された。

時は文永（13世紀後半）、モンゴル帝国（大元）は東方世界の征服を目論み、あらゆる国々を蹂躙していた。東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将コトゥン・ハーン。対馬に上陸する元軍を迎え撃つ対馬の武士団だったが、敵の兵略によって初戦で壊滅。島は侵略の炎に包まれる。かろうじて生き延びた武士、境井仁（さかいじん）は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反しても対馬の民を守ろうと決意する。冥府から蘇った“冥人（くろうど）”として、どんな手段を使っても故郷を敵の手から取り戻そうとするのだ……。

今回の映像は、2020年5月15日に実施された映像配信イベント「State of Play」にて公開された『Ghost of Tsushima』の18分間におよぶプレイ映像の日本語字幕版。開発を担当した『INFAMOUS』（インファマス）シリーズのSucker Punch Productionsより、クリエイティブ・ディレクターを務めるネイト・フォックス、アート／クリエイティブ・ディレクターのジェイソン・コーネルの解説付きだ。鎌倉時代の日本で展開する、探索や戦闘、カスタマイズなど、多面的な魅力を確かめてほしい。

“オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー”である本作では、美しく表現された中世日本を自由に探索することができる。戦いの中、プレイヤーは広大な自然や集落をめぐり、さまざまな人々と出会い、多くの地を訪れていくのだ。馬を駆り、風や動物たちに導かれながら向かう先には、風を受けて揺れる薄（すすき）や静寂に包まれた神社など、日本各地の気候や地形を反映したフィールドが待っている。

モンゴル軍との激突にあたっては、誇り高き武士として正面から挑み、たった一太刀で勝負を決めるか、それとも闇に堕ちた“冥人”として闇討ちするか、2つのスタイルを使い分けて戦うことになる。プレイ映像では、主人公が道具で敵をおびき出して急襲する、油断している敵に背後から襲いかかる、そして恐怖に腰を抜かした兵士に容赦なく刀を突きたてるなど、“まさに外道”とはこのことという戦いぶりを見ることができるのだ。

特筆すべきは、日本のバイオレンス時代劇を思わせる残酷描写の数々だ。クエンティン・タランティーノにも影響を与えた、若山富三郎版『子連れ狼』シリーズからの影響を勘繰ることもできるし、たとえば市川崑監督『四十七人の刺客』（1994）や三池崇史作品などを思い出す方もいるはず。アメリカの開発チームによる視点を通して、日本の時代劇を再発見するような体験にも期待したい。

また、装備や護符を選択する、スキルを解放して戦い方の幅を広げるなど、カスタマイズや育成の要素も充実。多機能で奥深いフォトモードで、風景ごと切り取る楽しみ方も可能だ。また、開発チームが「大の時代劇ファン」を自称するだけあって、原語版にも日本語音声が収録されているほか、注目すべきは、古き良き時代劇映画を思わせるモノクロ映像でもプレイできること。モノクロならではの映像美を堪能したい。

PlayStation®4用ソフトウェア『Ghost of Tsushima』

タイトル	Ghost of Tsushima
ジャンル	オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー
対応機種	PlayStation®4、PlayStation®4 Pro
発売予定日	2020年7月17日（金）
価格	■通常版パッケージ希望小売価格： 6,900 円＋税ダウンロード販売価格： 7,590 円（税込） ■デジタルデラックスエディション販売価格： 8,690 円（税込）
CERO	Z （18才以上のみ対象）