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マイケル・ジャクソン伝記映画、マイケルの生前の疑惑についても「削除せずに公平な物語を描く」とプロデューサー

celebrityabc https://www.flickr.com/photos/celebrityabc/21785563268

マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael(原題)』は、“キング・オブ・ポップ”の光も影も、ありのまま映し立つ率直な作品となりそうだ。米Varietyが報じている。

『Michael』はマイケル・ジャクソンが「ジャクソン5」で活躍した少年時代から、ソロ・シンガーとして世界最大のスターの座に輝くまで、彼の人生を描く物語となる。アーティストとしての栄誉だけでなはなく、晩年の小児性愛者の告発や、麻酔薬の過剰摂取が死因となった最期についても、美化することなく正面から取り扱う作品になることも予てから伝えられている。

マイケルは少年への性的虐待の疑いで、1993年に刑事告発および民事訴訟を提起されたが、本件は示談として解決された。そこから約10年後、2005年には同様に少年に対して性的虐待を行ったとして通称「マイケル・ジャクソン裁判」が提訴されたものの、全面無罪を勝ち取っている。

一連の疑惑に関して、マイケルは一貫して否定する姿勢を保っていたが、監督のアントワーン・フークア、脚本のジョン・ローガン、そしてプロデューサーのグレアム・キングは、疑惑についての描写にも真っ向から取り組んでいるようだ。マイケルの親族も、彼の資産を管理する団体も、キングに信頼を寄せていることが創作の助けになっていることを『Michael』の広報担当者は語っている。また、キングも本作への意気込みついて下記のようにコメントしている。

「マイケルの人生は複雑なものでした。映画製作者として、人間味あるものにして、好ましくない部分を削除するのではなく、説得力があり、公平な物語を描くように気を配っています。単独の映画でそれを描くつもりですし、鑑賞後どう感じたは観客に決めてもらいたいと思います。マイケルは今もなお、探求するに相応しい人生と功績を持つ、インパクトが大きく文化的に重要なアーティストですから。」

『Michael』のキャストは主人公マイケル役として、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソン、ジャクソン・ファミリーの父ジョセフ役に『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)『カラーパープル』(2023)のコールマン・ドミンゴ、母キャサリン役に『search/#サーチ2』(2023)のニア・ロング、音楽プロデューサーのスザンヌ・ド・パッシー役に『スパイダーマン:ホームカミング』のローラ・ハリアーが決定している。『トップガン マーヴェリック』(2022)のマイルズ・テラーは契約交渉を行っていた時点では、マイケル側の弁護士役という情報のみ明かされていたが、現在、資産管理団体の共同執行人も務めるジョン・ブランカ役を演じることが分かっている。

Michael(原題)』は2024年1月22日より撮影が開始されており、2025年4月18日にUS公開となる。

Source:Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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