マーベル「ムーンナイト」はリミテッドシリーズに ─ 「より多くのリスクを冒せている」とオスカー・アイザック

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の新作ドラマシリーズ「ムーンナイト」は、1シーズン限りのリミテッドシリーズになるようだ。

コミック「ムーンナイト」は心の病を抱えた元傭兵、ムーンナイト／マーク・スペクターが任務中に重傷を負ったことから、エジプトの“月の神”と契約を結び、自称・神の化身として蘇る物語。『スター・ウォーズ』シリーズや、『DUNE/デューン 砂の惑星』（2021）などで知られるオスカー・アイザックが主演する。

米Varietyのインタビューで、マーベルの新作映画『モービウス』に主演するジャレッド・レトと対談したアイザックが、「ムーンナイト」について次のように語っている。

「僕は、ムーンナイトについて聞いたことがありませんでした。若かった時にコミックを集めていたのにです。モービウスのことは耳にしたことがありましたが、ムーンナイトのことは聞いたことがなかったんです。

あなたにとって、（『モービウス』が）どのようなプロセスだったのかは分かりません。僕たち（『ムーンナイト』）はリミテッドシリーズですから。オープニング週末に何億ドルも稼がなければならないというプレッシャーがなかったので、色々と試せる余地が多くあったんです。ですから、僕たちはその試みを視点にして、すごく変わった決断を下すことができました。少なくとも現時点では──、その状態が衰えることはないと思います。予算的に可能なので、より多くのリスクを冒せているように感じます。」

アイザックは、レトとの対談の中で「ムーンナイト」がリミテッドシリーズになると明かし、「色々と試せて、より多くのリスクを冒せている」と述べていることから、これまでになかったような野心的な作品になっていることを伺わせている。

全6話となるシリーズには、謎のヴィラン役でイーサン・ホークが出演し、脚本・製作総指揮を務めるのは「アンブレラ・アカデミー」（2019-）のジェレミー・スレイター。エピソード監督には、『護送車の中で／クラッシュ』（2016）のモハメド・ディアブ、『アルカディア』（2017）のジャスティン・ベンソン＆アーロン・ムーアヘッドが名を連ねている。

ドラマ「ムーンナイト」は2022年3月30日（水）よりディズニープラス（Disney＋）にて配信開始。

Source:Variety