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リメイクやリブート映画、オリジナル作より低い評価にある傾向が明らかに ─ 米レビューサイト調査

「近頃の映画はリブートやリメイクばかりのようで…」そうお嘆きの方も少なくないだろう。

米大手映画レビューサイトRotten Tomatoesが「そう、リメイクって最低」と題した調査報告によると、過去作のリブートやリメイク作品のほとんどのレビュースコアは、オリジナル作よりも低い傾向にあるという。


Rotten Tomatoesは、批評家と一般観客によるレビュー評価が集まるサイト。忌憚のない声が多く寄せられることから、しばしば「辛口レビューサイト」と形容される。

同サイトが1978年以降の作品400以上のレビュースコアを調査したところ、過去作の「リメイク」映画の平均スコアは47%(オリジナル作の平均は81%)、「リブート」映画は53%(オリジナル作の平均は69%)だった。また、オリジナル作を超える評価を獲得した映画は、わずか40作品であったという。

ここで、「リメイク」と「リブート」の定義を明らかにしておこう。「リメイク」とは、「前作と同じストーリー、同じタイトル」の映画「リブート」は「既存の世界観における新スタート」で、例として2009年版の『スター・トレック』が挙げられている。

ほとんどのリメイク/リブート映画はオリジナルに及ばず

同サイトでオリジナル作よりも高評価で迎えられたのは、コーエン兄弟監督、ジェフ・ブリッジス主演で1969年の名作西部劇をリメイクした『トゥルー・グリット』(2010)や、香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクしたマーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』(2006)、ディズニーの名作アニメを最新のCGI技術でリメイクした『ジャングル・ブック』(2016)や、1960年版からのリメイクである『オーシャンズ11』(2002)、27年ぶりに製作された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)など

調べによれば、「リメイク」よりも「リブート」の方が高評価を得る傾向にあるようで、最もリメイクやリブートが頻発するジャンルはホラー映画だという。確かに同ジャンルからは、2019年1月25日公開予定の『サスペリア』や『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)に『チャイルド・プレイ』、2019年4月日本公開予定の『ハロウィン』、などリメイク/リブート企画が続々登場。『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』再リブート企画も存在するという。

技術の進歩に伴い、過去の名作を描き直すリメイク/リブート映画は今後も多数登場予定だ。中でもディズニーは過去作の再生に躍起で、2019年2月1日には『メリー・ポピンズ リターンズ』が日本公開されるほか、『ダンボ』『アラジン』『ライオン・キング』『ピノキオ』『ノートルダムの鐘』など多数の実写リメイク企画が存在。エマ・ストーン主演で『101匹わんちゃん』(1961)の悪役クルエラ・ド・ヴィルを主人公とする実写映画『クルエラ(邦題未定、原題:Cruella)』も準備中だ。

ほか、今後注目しておきたいリメイク/リブート企画としては、ギレルモ・デル・トロ監督が「政治映画」として描くアニメ映画『ピノキオ』や、『ミュータント・タートルズ』、ジョニー・デップ不在で製作される『パイレーツ・オブ・カリビアン』、既に予告編映像が公開済みの『ヘルボーイ』、新キャストによる『バイオ・ハザード』、『シュレック』とそのスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』、アメコミ映画の古典『フラッシュ・ゴードン』、フレッシュな若手女優を揃えた『チャーリーズ・エンジェル』などがある。

どうあってもオリジナル作と比較される運命にあるリメイク/リブート作品、あなたの選ぶベスト/ワーストは?

Source:Rotten Tomatoes

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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