【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』あの計画は進退の連続だった ─ 「正気を失っていたかも」とトム・ホランド

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。

スパイダーマン共演計画、立ち消えては浮上して……
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではマルチバースが本格的に開いたり、過去シリーズのヴィラン5人が襲来したりとテンコ盛りな内容に。そして、何といってもサム・ライミ版シリーズのトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが世紀のカムバックを果たし、ホランド版ピーターと一致団結して戦う展開は胸熱としか言いようがなかった。
しかし、3世代のスパイダーマンによるコレボレーションは、最初から計画されていたのだろうか?米Comicbook.comのポッドキャスト番組「Phase Zero – MCU」に出演したホランドが、その質問に答えている。
「覚えていません。記憶にないですが、常に僕たち3人が戻って来るという計画はあったと思います。ですが、明らかにスタジオは取引や話し合いをしていたでしょう。なので、それ(スパイダーマン3人が集結する計画)が立ち消えになったり浮上したり、ダメになった後にまた進み出したりといった時期がありました。それに、復帰するよう説得していたヴィラン5人がいましたしね。なので、その会話に僕が参加していなくて本当に良かったです。(その場にいたら)正気を失っていたでしょうから。」
もともと、『ノー・ウェイ・ホーム』のヴィランにはクレイヴン・ザ・ハンターが検討されており、過去シリーズのヴィランたちも大々的にフィーチャーされるのではなく、映画のラストにチラっと登場する予定だった。またガーフィールドは、「僕はトビーが出るかどうか、様子をうかがっていたんです」と明かしている。そういった諸々の舞台裏事情を考えると、場合によっては映画が全く違う内容になっていた可能性もある訳で、まさに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、様々な要素やタイミングが運命的に引き合わされた“奇跡の産物”と言えるかもしれない。
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Source:Phase Zero – MCU