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スタン・リー「いつかブラック・ウィドウの単独映画ができる」と宣言 ― 過去に興味を示した監督たちは?

スタン・リー
©THE RIVER

御大による「鶴の一声」となるか……。
マーベル・コミックの“レジェンド”スタン・リーが、人気キャラクターであるブラック・ウィドウを主人公とした単独映画が製作される可能性を示唆した。

オーストラリアにて開催された「スーパーノヴァ・コミコン ブリスベン 2017」に登場したスタンは、客席からの「ブラック・ウィドウの映画は作られないんですか?」という質問にこう答えたという。

「いつか、ブラック・ウィドウの映画はできますよ。」

ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウといえば、マーベル・シネマティック・ユニバースでスカーレット・ヨハンソンが演じているキャラクター。2010年『アイアンマン2』で初登場した彼女は、それから『アベンジャーズ』(2012)『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に登場しながらも、現在に至るまで単独映画は製作されていない。

スタンによる「いつかはできる」宣言は、(もちろん確実な話とはいえないものの)マーベル・ファンにとってはかなり心強い発言といえるだろう。なぜなら彼がイベントで口走った『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』情報は真実のようだし、マーベル・キャラクターの映像化権利を「マーベル・スタジオが遅かれ早かれ取り戻す」という発言は、米ディズニーの20世紀フォックス社事業買収交渉によって現実に近づいてきたのである。

単独映画『ブラック・ウィドウ』を求める人々

ところでブラック・ウィドウの単独映画には、長らく製作が検討されながら、なぜか製作が実現していないという経緯がある。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、単独映画のアイデアを『アイアンマン2』当時から検討していると語っており、2016年にも実現に向けて努力していることを明かしていた。演じるスカーレット・ヨハンソンも、自身の主演する単独映画には十分に意欲を示しているのである。

その一方で、ブラック・ウィドウの単独映画化にはなぜかコメディ志向の監督が興味を示す傾向もある。
『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を手がけたジョス・ウェドン監督は、ブラック・ウィドウを主人公に優れたスパイ・スリラーを作りたいと語っていたし、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督はこんなコメントを発しているのだ。

「予想よりもクレイジーで、ちょっと愉快なブラック・ウィドウが見てみたいんですよ。だって彼女のストーリーにはすごく陰があるし、とてもダークで、彼女の過去はものすごく暗いですよね。でも! それなら、そのファニー・バージョンはどうでしょう? もっと楽しいバージョンを作るのは?」

『マイティ・ソー バトルロイヤル』を高く評価されたワイティティ監督はともかくとして、ウェドン監督は今やDCコミックス作品『ジャスティス・リーグ』(2017年11月23日)や『バットガール(仮題)』に携わっているのだが……果たして、ふたりがブラック・ウィドウの単独映画化に起用される可能性はあるのだろうか。そしてあるとしたら、あなたはどっちの描くブラック・ウィドウを観てみたい?

Source: https://movieweb.com/black-widow-movie-stand-lee-confirms/
©THE RIVER

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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