『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』さらなる人気ヒーロー登場か ─ テッサ・トップソン、脚本は「とっても愉快、だけど感動的」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』について、ヴァルキリー役で続投するテッサ・トンプソンが、さらなるマーベル・ヒーローの登場を示唆した。
米The Playlistにて、『ラブ&サンダー』への出演を改めて認めたトンプソンは、「私に言えるのは、次に出てくる時の彼女は、間違いなくニューアスガルドの王だということ。前回(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)と同じように、ヴァルキリーはソーの冒険に加わります」と語っている。「クールなことがいろいろ起こりますよ。新しいキャラクターがいれば、MCUの違うところから登場する人たち、おなじみの人たちも戻ってくるかも」。
本作にはソー役のクリス・ヘムズワースをはじめ、今度はムジョルニア片手にソーとして戦うジェーン・フォスター役でナタリー・ポートマン、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)以来7年ぶりの復帰となるレディ・シフ役のジェイミー・アレクサンダーが登場。ヴィランの“神殺し”ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー役をクリスチャン・ベールが演じる。
もっとも気になるのは、「MCUの違うところから登場する人たち」の存在だ。すでに本作には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズからスター・ロード/ピーター・クイル役でクリス・プラットの出演が報じられているが、ガーディアンズのメンバーが他にも登場するということか、それともさらなく隠し玉が控えているということか。過去には出演者の顔ぶれから「『アベンジャーズ5』のような感じ」という関係者の証言も伝えられているだけに、後者の可能性も捨てきれない。

2021年1月に始まる撮影のため、トンプソンは年始にオーストラリアへ移動する予定。トンプソンによれば、すでにナタリー・ポートマンは現地に数ヶ月滞在しており、脚本・監督のタイカ・ワイティティらと作業に入っているという。アメリカにいるトンプソンも、米Entertainment Tonightでは「脚本の最新版を読ませてもらいました」と述べ、「とっても愉快で、だけど非常に感動的」な内容になっていると話した。
既報によると、本作はコミックの人気エピソードに基づき、ジェーンがガン治療を受けているという設定となる。コミックのジェーンは闘病生活を送りながら、ソーとしてムジョルニアを振るい、その間は能力によって病の苦しみから解放されるのだ。一方、ワイティティは本作の脚本について、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)が平凡に思えるほどの「限界を超えた」仕上がりだと予告し、宇宙を泳ぐ“宇宙ザメ”のスペース・シャークが登場することも示唆している。いったいどんな物語になるというのか。
映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題)』は2022年5月6日に米国公開予定。
Sources: The Playlist, Entertainment Tonight