「残念なお知らせです」タイカ・ワイティティ版『スター・ウォーズ』企画凍結 ─ 発表から6年、実現せず

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ジョジョ・ラビット』(2019)などのタイカ・ワイティティ監督が、長年準備を進めてきた『スター・ウォーズ』新作映画の企画が凍結状態にあることを明かした。2020年の発表から約6年、実現の見通しが立たないまま、別の企画に取り組むことになったという。
米Inverseのインタビューで語った。最新監督作『クララとお日さま』のプロモーション中に『スター・ウォーズ』企画について尋ねられたワイティティは、「残念なお知らせですが、実はあの企画をいったん凍結して、別の企画を一緒に進めることになりました」と答えた。
ここでいう「一緒に」とは、脚本家トニー・マクナマラとのこと。『女王陛下のお気に入り』(2018)『哀れなるものたち』(2023)などで知られるマクナマラは、2025年にワイティティ版『スター・ウォーズ』の脚本執筆に参加したと伝えられていた。両者は『スター・ウォーズ』ではない別の企画で協業を続けるようだが、その内容については明かされていない。
インタビューでは、ワイティティが広報担当者に詳細を話してよいか確認する場面もあったが、「聞かなければならないということは、答えはノーです」と制止されたという。
ワイティティは「ほら、これが答えです。どう取り繕えばいいのか、どう曖昧にすればいいのかもわかりません」と苦笑した様子。『スター・ウォーズ』については「完全に氷漬けです。ほかにも4本ほど、実現させようとしている映画がありますから」と説明した。
もっとも、企画が完全に中止されたとまでは断言していない。「氷河期だって終わりは来る。どうなるかわかりませんよ」と、将来的な再始動の可能性も残している。
ワイティティ版『スター・ウォーズ』は、2020年5月にルーカスフィルムが正式発表した企画。当初はワイティティ自身と『1917 命をかけた伝令』(2019)『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のクリスティ・ウィルソン=ケアンズが共同で脚本を執筆する予定だった。その後は脚本家の変更などを経ながら開発が続けられていた。
2026年1月には、ルーカスフィルム社長を退任するキャスリーン・ケネディが、本企画の脚本は提出済みで「すごく笑えて最高」だと高く評価。「まだ生きていて、どうするかは新チームが決める」と、企画の継続に含みを持たせていた。
ワイティティ自身も同月のインタビューで、オリジナル3部作にあった「楽しさ」を取り戻したいと意欲を語っていた。危機的な状況やシリアスな物語の中にもユーモアが共存する、独自の『スター・ウォーズ』を構想していたという。
ワイティティは過去に「マンダロリアン」シーズン1の最終話で監督を務め、殺し屋ドロイドIG-11の声も担当した。なお、最新監督作『クララとお日さま』は、カズオ・イシグロの同名小説をジェナ・オルテガ主演で映画化したSF作品。2026年10月23日に米国公開予定だ。
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Source:Inverse, StarWars.com




























