『スター・ウォーズ』とコメディ、相性は合うか? ─ ワイティティ監督の新作「オリジナルの楽しさ取り戻す」

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)などオフビートな笑いを得意とするタイカ・ワイティティはここ数年間、『スター・ウォーズ』新作映画に取り組んでいる。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディが社長退任インタビューで、本企画は「まだ生きていて、どうするかは新チームが決める」と伝えていたものだ。
「すごく笑える」という脚本が提出されているというが、具体的な製作予定は立っていない。企画が報じられたのは2020年のことで、6年が経過している。
米Varietyのインタビューに応じたワイティティは、この新『スター・ウォーズ』映画に取り入れる独自の要素として、「楽しさ」を挙げる。「見たことがあると思いますが、オリジナル映画の楽しさを取り戻そうとしています。僕が覚えているのは、(オリジナル3部作は)とても危険でシリアスな要素もありつつ、楽しいところもたくさんあった。そういうものを取り戻そうとしています」と狙いを語った。
確かにオリジナル3部作では、C-3POとR2-D2を中心に、コミカルで明るい調子もあった。しかし『スター・ウォーズ』とコメディの相性について、受け取り方はファンによるだろう。『ジェダイの帰還』(1983)のイウォーク族、『ファントム・メナス』(1999)のジャー・ジャー・ビンクスは朗らかでファミリーフレンドリーなキャラクターだが、その作品整合性はそれぞれの公開時に物議を醸した。『最後のジェダイ』(2017)でマーベル映画のようなギャグシーンが散りばめられると、ファンの間では大きな賛否を招いた。
もっとも、ワイティティ監督の作風はコメディ一辺倒というわけでもない。『ジョジョ・ラビット』(2019)『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2023)ではエモーショナルなドラマを紡ぎ、観客の涙も誘う。クリスマス短編『いちばん最高なクリスマス』では、子どもの想像力をテーマに素朴な感動を簡潔にまとめた。
作品に合わせて、コメディとその他の出力を巧みに操るワイティティ。実現すれば、全く新しい『スター・ウォーズ』体験を生み出してくれそうだ。
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Source:Variety



























