THE RIVER編集部 2020.6.11 12:00 News | Tv/Movie

ヒュー・ジャックマン主演最新作『バッド・エデュケーション』放送＆配信決定 ─ 人々に慕われる教育長、実は巨額の横領犯だった

ヒュー・ジャックマン主演最新作、映画『バッド・エデュケーション』が「BS10 スターチャンネル」にて2020年6月14日（日）夜9時より独占日本初放送となることがわかった。Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」では、翌6月15日（月）より配信される。

「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）「チェルノブイリ」（2019）などの米HBOの映画部門HBO FILMS®より配給された『バッド・エデュケーション』は、ニューヨーク州ロズリン学区の教育長が総額1,120万ドル（約12億円）以上を着服していた、実在の巨額横領事件を描いたダークコメディ。人気者と慕われる教育長役をヒュー・ジャックマンが、同僚役を『アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル』（2017）でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリソン・ジャネイが演じている。

映画の基となった横領事件は米ニューヨーク・タイムズをはじめ、あらゆるメディアに取り上げられたが、最初にスクープをつかんだのが、ロズリン学区の学生新聞だったことも話題を呼んだ。本作の脚本を執筆したのも、当時ロズリン学区の学生だったマイク・マコウスキー。当事者の目線から、教育長の華麗な裏切りが生々しく描かれる。監督は『サラブレッド』（2017）の新鋭コリー・フィンリーが務めた。

横領に及んだ教育長、フランク・タソーン役を演じたヒュー・ジャックマンは、本作を「人間のグレーゾーン、掴みどころのない真実を描いている」物語だと語る。

「教育者として素晴らしいビジョンを持つフランク・タソーン、共犯者のパム・グラッキンのとどめが効かなくなった欲望と転落。社会的立場もある二人がなぜ…と考えさせられたのが、この役に惹かれた理由です。フランクはいろいろな秘密を持って二重生活を送っている人物でもあって、そのあたりにも役者として多いに刺激されましたね。演じてみて、教育者として高い評価を得ていることへの自負と周りからの崇拝が、“少しはお返しを貰ってもいいのではないか”という勘違いをさせたのではないかと思いました。」

フランクの同僚であるパム・グラッキン役のアリソン・ジャネイは、「彼女の行為は許されることではないけれど、人間って間違いを起こすことは誰にでもあると思う」と述べる。

「自分の役に、“良いか悪いか、白か黒か”の判断は下さず、どうやって人間性を吹き込むか、どこが良い面で何がイヤな面なのかを考えて、少しづつ役作りしていきます。パムは家族思いで、子供たちに良い生活をさせてやりたいと思い、自分にはなかった裕福な環境を子供たちに与えようとしていた。分からないのは、彼女はバスの運転手までして自分に教育のチャンスを与えてきた努力の人なのに、どうして？という疑問。これが人間なのかなあとは思うんですけどね。“注意しなさい”とみなさんに警告する映画ですよ。お金の誘惑に負けてはダメ！と言ってるんです（笑）。」

HBO FILMS® 『バッド・エデュケーション』（2019）

放送	【STAR1 字幕版】 2020年6月14日（日）夜9:00／6月26日（金）夜9:00
配信	Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」【字幕版】2020年6月15日（月）より