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『ブラック・スワン』は今敏『パーフェクトブルー』に影響された?ダコタ・ジョンソンの指摘が話題【まとめ】

ブラック・スワン
© Fox Searchlight Pictures 写真:ゼータイメージ

今敏監督は2001年1月23日付の自身の公式ブログで、同月18日にアロノフスキー監督と対談した際の出来事を詳しく記録している。当時、アロノフスキー監督は『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)の宣伝のために来日していた。

今監督によれば、アロノフスキーは『パーフェクトブルー』の実写化を熱望し、権利取得に向けて具体的な金額交渉まで進めていた。しかし、アロノフスキー以外が監督を務めないという条件を盛り込めなかったことなどから、最終的に契約は成立しなかったという。実写化権を「購入した」とする情報も広まっているが、今監督自身の記録では、交渉は不成立に終わったと明記されている。

さらに興味深いのは、『レクイエム・フォー・ドリーム』における『パーフェクトブルー』からの引用だ。

今監督は、未麻が浴槽の中で膝を抱え、続いて水中で息を吐く場面とほぼ同じ構図・動作が、『レクイエム・フォー・ドリーム』でもジェニファー・コネリーによって再現されていることを指摘。対談中にそのことを伝えると、アロノフスキー監督は「あれはオマージュだ」と答えたという。

今監督はブログで「しかしパクリ過……いやオマージュのし過ぎじゃないのか(笑)、ダーレン」と冗談交じりに綴っている。少なくとも『レクイエム・フォー・ドリーム』については、アロノフスキー本人が今作品へのオマージュを認めていたわけだ。

両監督の接点については、2017年にも新たな証言が出ている。『パーフェクトブルー』のプロデューサーを務めた丸山正雄は、英Dazedのインタビューで、今監督とともにアロノフスキーに会ったことを認めた。

「今と一緒にアロノフスキーに会いました。実写化すること自体は問題ありませんでした。あれほどの監督なら、自分なりの方法で映画化できただろうし、それでよかったと思います。ただ、『ブラック・スワン』については、『パーフェクトブルー』との類似点も含めて、とても興味深い映画だと思います」

『パーフェクトブルー』の実写化を望み、別作品ではオマージュも認めながら、『ブラック・スワン』への影響は否定したアロノフスキー監督。今回のジョンソンの発言を機に、両作品の関係が改めて議論を呼んでいる。

ヴェリティ/真実

アン・ハサウェイ、ダコタ・ジョンソン、ジョシュ・ハートネット共演の映画『ヴェリティ/真実』は2026年11月6日、日本公開。

Source:DiscussingFilm, The Academy, Tinsel & Tine, KON’S TONE, Dazed

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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