DCアニメ「ハーレイ・クイン」初映像、米国にて公開！ 「ビッグバン☆セオリー」ケイリー・クオコが声優に決定

大人気ドラマ「ビッグバン☆セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（2007-）でペニー役を演じるケイリー・クオコが、DCコミックスを原作としたアニメ「ハーレイ・クイン（邦題未定、原題：Harley Quinn）」でハーレイ・クインの声優を務めることが発表された。あわせて、本作より初映像も公開。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

本作は、DCコミックスによる米国限定の映像配信サービス「DCユニバース（DC Universe）」から配信される新作アニメ。当初、映画『スーサイド・スクワッド』（2016）でハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーがアニメ版でも声優を務める交渉がなされたそうだが、実現には至らなかったようだ。

マーゴットの代わりにハーレイの声を担当することとなったケイリー・クオコは、DCドラマ「POWERLESS（原題）」（2017）を手がけたジャスティン・ハルパーン、パトリック・シューマッカー、ディーン・ロリーと共に製作総指揮も担当。ケイリーは米Entertainment Weeklyにて「世界中で知られているハーレイの声を演じられて最高の気持ちです」と喜びをあらわにした。

アニメ「ハーレイ・クイン」では、ハーレイがジョーカーと別れた後、ゴッサム・シティで自らがリーダーとなる犯罪組織を作ろうとする姿が描かれるという。映像に登場するハーレイいわく「コメディ、アクション、不必要な暴力」が詰まった作品になるそうだ。ポイズン・アイビーやバットマンのほか、ドクター・サイコ、レックス・ルーサー、そしてワンダーウーマンといった人気キャラクターが登場する見込み。ケイリーは本作の内容について、以下のように語って自信を覗かせている。

「本作は尖った大人向けのコメディですね。［中略］ハーレイ・クインはジョーカーの単なる彼女でいたくないんです。組織を率いたいと思っているんですよ。今の時代の空気感に沿った内容だと感じています。それに、ハーレイは私に力をくれるんです。長い時には何時間もブースに座って、男子の悪口を言って叫ぶんです。最高でしょう？ 髪の手入れや化粧をしなくていいのも良いですね。
ハーレイはアイコン的な存在であるとともに、私自身も尊敬し、愛しているキャラクターです。本作では新しい解釈を持ち込もうとしていて、こういう系統の作品が好きなファンの方にはきっと楽しんでもらえると思いますよ。」

本作にはケイリーの他、主にドラマで活躍する実力派キャストが集結。『ペット』（2016）のレイク・ベル、『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』（2019）への出演が判明しているJ・B・スムーヴ、『プリティ・ウーマン』（1990）のジェイソン・アレクサンダー、「Black-ish（原題）」（2014-）のワンダ・サイクス、「POWERLESS」のロン・ファンチズとナタリー・モラーレス、「ブレイキング・バッド」（2008-2013）のジャンカルロ・エスポジート、「コミ・カレ！！」（2009-）のジム・ラッシュ、「Veep／ヴィープ」（2012-）のトニー・ヘイル、「LAW & ORDER：性犯罪特捜班」（1999-）のクリストファー・メローニ、そして『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016）のアラン・テュディックが声優を務めることが発表された。また、DCコミックスを原作としたアニメ「バットマン：ブレイブ＆ボールド 」（2008-2011）でバットマンを演じた「Veep／ヴィープ」（2012-）のディードリック・ベーダーは本作でもバットマンの声優を担当する。

ちなみに、テュディックは本作と同じく「DCユニバース（DC Universe）」から配信されるドラマ「ドゥーム・パトロール（邦題未定、原題：Doom Patrol）」にエリック・モーデン／Mr.ノーバディ役で出演する。テュディックが本作でもエリック・モーデン／Mr.ノーバディの声優を務めるのか、また「ドゥーム・パトロール」と「ハーレイ・クイン」は世界観を共有しているのか、詳細は2018年10月4日時点では不明だ。

「DCユニバース」には、2018年内にドラマ「タイタンズ」やアニメ『ヤング・ジャスティス/アウトサイダーズ（邦題未定、原題：Young Justice: Outsiders）』が登場予定。「ドゥーム・パトロール」や、スーパーマンの登場以前を描くドラマ「メトロポリス（邦題未定、原題：Metropolice）」、「スワンプシング（邦題未定、原題：Swamp Thing）」なども待機中だ。

アニメ「ハーレイ・クイン（邦題未定、原題：Harley Quinn）」（全26話構成）は2019年全米で配信開始予定。

Sources: The Hollywood Reporter, Entertainment Weekly, CBR
Eyecatch Image: ※イメージ画像 Photo by Hina Ichigo