MCU最短の『マーベルズ』、「必ず2時間以内に収めたかった」と監督 ─ 「わざわざ長くする必要はない」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)劇場公開最新作『マーベルズ』の上映時間は1時間45分。MCU史上最短の映画となることが話題となっていたが、この決断の裏にはニア・ダコスタ監督の強いこだわりがあったようだ。
『マーベルズ』は、『キャプテン・マーベル』(2019)の続編でありながら、モニカ・ランボーとカマラ・カーン/ミズ・マーベル、2人の新ヒーローの再登場作でもある。注目すべきポイントがたくさんあるが、上映時間は前作の2時間4分から19分減量。米Digital Spyでダコスタ監督は「必ず2時間以内に収めたかったんです」と語っている。
「映画を作る時は常に上映時間のことを考えます。もし必要ないと感じるのなら、わざわざ長くする必要はないと思います。映画で1時間45分というのもかなり平均的な時間ですし、みんなもすごくワクワクしていました。」
その一方、意外なことにダコスタ監督は、最終的な上映時間については「報道されたものを見るまで知らなかった」という。「映画のために正しいことをやるのみだと思うんです」。
そんなダコスタ監督は、見どころとして女性同士の戦いを挙げている。本作のヴィランは、トム・ヒドルストンの婚約者でも知られるゾウイ・アシュトンが演じるダー・ベン。キャプテン・マーベルの過去に強い憎しみを抱いており、強大な力と共に3人のヒーローの前に立ちはだかる。ダコスタ監督は、劇中のアクションを“MCUでは見たことがないもの”としながらこう予告している。
「女性同士の殴り合いなど、(マーベルが)いま本当に掘り下げようとしていることに私たちも仲間入りすることができます(笑)。そうしたことを映画でも描いていますし、私自身戦闘シーンが大好きなので、ワクワクしていました。メインの戦闘シーンは、とても誇りに思っています。(身体が)入れ替わるというように、特性上MCUでは見たことがないものになると思いますよ。」
映画『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。
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Source:Digital Spy