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「ザ・ボーイズ」最終回、批判が怖いとショーランナー ─ エリック・クリプキ、ジェンセン・アクレス、アントニー・スターにインタビュー

Prime Videoの人気ヒーロードラマ「ザ・ボーイズ」最終シーズンがいよいよフィナーレ直前となった。血みどろの暴力、過激な風刺、どうしようもない人間たちの愛憎劇。そのすべてが、ついに終着点へ向かう。

シリーズを率いてきたショーランナーのエリック・クリプキにとっても、この最終話に挑むことは大きなプレッシャーだったようだ。なにしろ「ザ・ボーイズ」は、熱狂的なファンを抱えるシリーズである。結末ひとつで作品全体の印象が左右されることも、クリプキはよく知っている。

THE RIVERでは、クリプキに加え、ソルジャー・ボーイ役のジェンセン・アクレス、ホームランダー役のアントニー・スターにインタビューを実施。最終話への恐怖、「スーパーナチュラル」キャストとの再共演、そしてホームランダーという“傷ついた子ども”について語ってもらった。

「ザ・ボーイズ」シーズン5 エリック・クリプキ、ジェンセン・アクレス、アントニー・スター インタビュー

──エリック、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ストレンジャー・シングス」のような偉大なドラマシリーズの最終話では、ファンの賛否両論がつきものです。「ザ・ボーイズ」最終話に挑むにあたって、「全員を満足させることは難しい」ということを考えましたか?それとも、視聴者の多くが納得するであろう着地点を見出していた?

エリック・クリプキ:素晴らしい質問ですね。はい、とんでもない恐怖と共に挑みました。全然落ち着かなかったし、自信もなかった。マジで怖かった。だって、人って不思議なもので、最終話を基準にして後からドラマを評価するじゃないですか?実は最近、息子と一緒に「ゲーム・オブ・スローンズ」を観直してたんですけど、技術的にもクリエイティブ面でも、画期的で記念碑的な傑作ですよね。それがただ、全8シーズン中の3エピソードでちょっと躓いてしまった、そして、それが、たまたま最後の3話だったというだけなんです。今となってはみんな、「ゲーム・オブ・スローンズはさ!」って言いますけど、私としては、マジかよ?あのドラマは世界を変えたんだぞ!あんなの、作るのめちゃくちゃ大変だぞ!って思いますね。

だから、そういう反応が起きてしまうのがめちゃくちゃ怖かった。なので、かなり、かなり慎重にやりました。すごく慎重に、言葉の一つ一つを吟味して、できる限りのチェックをして、あらゆることを疑ってかかって、それでなんとかやり遂げたかな?という感じです。

観てくれた人は「いいですね」と言ってくれるんですが、その人たちは身内ですし。だからどうなんでしょう?でも、配信されたら、みんなに気に入ってもらえたらいいなと思います。でも、うーん、みんながどう反応してくれるか、お尻が引き締まるような気持ちですね。

──ジェンセン、このシーズンでは「スーパーナチュラル」のキャストと再演しますね。現場で再会した時は、どんな言葉を掛け合いましたか?

ザ・ボーイズ
© Amazon Content Services LLC

ジェンセン・アクレス:「またお前か」と(笑)。いや、僕たちは今も仲がいいから、しょっちゅう連絡は取ってますし、よく会ってるんですよ。だから、久しぶりに再会するって感じではなかった。今も仲良しだからこそ、また違う役を演じることになっても、現場ですぐに馴染むことができました。一番難しかったのは、お互いに慣れきったいつものパターンに陥らないようにすることでした。当然ながら僕もジャレッドもミシャも、これまでとは全然違う役を演じています。あいつらが参加してくれたのが嬉しいです。ちょっと心配してたんですよ。うまくやってくれよって。でも、実際にうまくやってくれた。だからファンのみなさんに観てもらうのが楽しみです。

──アントニー、ホームランダーは最強の男として描かれていましたが、しかし彼も、受け入れられないことや認めてもらえないことの恐怖に動かされていたとも言えます。この最終シーズンでは、制御された男としてか、あるいは傷ついた子どもか、どのようにアプローチしましたか?

『ザ・ボーイズ』 ファイナル・シーズン
© Amazon Content Services LLC

アントニー・スター:「傷ついた子ども」っていうのは、ぴったりの表現ですね。彼は、僕が観た中でも最も典型的な「成長が止まった」例だと思います。物事の捉え方や対処の仕方が、まさに少年そのもの。最終シーズンでの彼のキャラクターは、ありのままに描かれています。演じるのもすごく楽しかった。これまでの全5シーズンを通して、本当に楽しかったです。脚本も展開も、このラストは本当に見事です。本当に最高でした。このドラマの全てに、出演できたことに、そしてこのキャラクターへの愛に、本当に感激しています。

「ザ・ボーイズ」最終シーズンはPrime Videoにて配信中。THE RIVERによる「ザ・ボーイズ」キャスト・製作者へのインタビューはYouTubeにて公開中だ。このインタビュー動画は、ホームランダー役 アントニー・スター、ソルジャー・ボーイ役 ジェンセン・アクレス、ヒューイ役 ジャック・クエイド、スターライト役 エリン・モリアーティ、Aトレイン役 ジェシー・T・アッシャー、キミコ役 福原かれん、ショーランナーのエリック・クリプキの合計7名が揃って登場する非常に貴重なものとなっている。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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